EOF (End Of File) ファイルの終了を表す制御符号。0x1a。キーボード 
 からは一般に CTRL+Z で入力されるため、CTRL+Z (コントロールゼット) 
 とも呼ばれる。 
 元々は磁気テープのファイル終了マークから来た概念と思われる。MSDOS 
 の1世代前のOSであるCP/Mでは、ファイルのサイズをバイト単位で指定 
 できなかったため、テキストの終わりにはこの符号を付けていた。 
  
 それを引き継いで、MSDOSの古い時代のテキストファイルも習慣的に終り 
 の印として EOF を使用していた。初期の代表的テキストエディタEDLIN 
 では挿入の終了に CTRL+Z を使っていた。もっとも初期のEDLINにはバグ 
 があり、実際にCTRL+Zを入力しておいても、再度読み直してみると、ファ 
 イルの最後にゴミがくっついていることがよくあった。  
 しかしそもそもMDSOSではファイルサイズはバイト単位で管理されるし、 
 現在の主要なテキストエディタはバイナリー編集できるのが普通なので 
 EOFは使用しないが、この制御符号を解釈させるモードは持っている。 
 「EOFまで読み込む」などという設定があったら、『設定しない』のが 
 お勧めである。大事なファイルを失うことになりかねない。 
 時々通信ソフトで、このEOFを電子会議室の発言を投稿する時、付けたまま 
 送出してしまうものがある。すると、そういう発言が含まれた会議室の 
 ログを、EOFを認識する設定のエディタで読むと、そこでもう会議室が 
 終わっているかのように見える。そして、もしそのままエディタの 
 セーブコマンドを実行すると、ほんとうにその先が失われてしまうという 
 仕組みである。 
 また、MSDOSで、ファイルを連結させるために、COPY A+B C のように操作 
 する場合、COPYコマンドがEOFを解釈してしまうので、EOF以降がコピー 
 されないという困った問題がある。そこで、通常 COPY /B A+B C と指定 
 して、EOFを無視するように指定しなければならない。 

EOF (End Of Frame) フレームの終わり。
EOR (End Of Reel) 磁気テープ上のファイルが複数の巻にまたがる場合、  最後の巻以外のテープの最後に付けられるマーク。つまり「テープはもう  終わっちゃうけど、データはまだ続くのよ」ということを知らせる記号。
EOR (End Of Record) 磁気テープ上のファイルで、1レコードの終わりを  示す記号。パソコンの世界でいえば、改行マークに相当する。
EOR (Exclusive OR) 排他的論理和。通常はXORと書く。そちらを参照。  →論理演算
EOS (Electronic Ordering System / Entry of Order System)  電子発注システム。
EOT (End Of Transmission) 通信制御符号で、伝送の終了を伝えるもの。0x04。  →通信制御符号
EOT (End Of Tape) 磁気テープの物理的な最後を示すためのマーク。
EOT (End Of Text) 通信制御符号で、テキスト伝送の終了を伝えるもので  あるが、End Of Transmission のEOTとまぎらわしいので、普通はETX (End of TeXt)  と省略する。
EOV (End Of Volume) 磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラムなどといった  ボリュームの最後を表すマーク。
EP (Electronic Publishing) 電子出版
EPA (Environment Protection Agency) アメリカ環境保護局。
EPG (Electronic Program Guide) 電子(テレビ)番組ガイド。テレビの番組  表を画面で見ることができて、ここから録画予約のできるビデオデッキな  どもある。
EPIC (Explicitly Parallel Instruction Computing) インテルと  Hewlett-Packardが共同開発したCPU Itaniumで使用されている   64ビットCPUのアーキテクチュア。  基本的に現代の高速CPUはパイプラインという考えを取っています。昔の  CPUは命令を1個ずつ読み出しては、必要なデータをメモリーから取り出し  ては処理を行い、その結果をまたメモリーに格納するという繰り返しで動  作していました。要するにとにかく一人でもくもくと色々な作業を手順通  りに実行していたわけです。    『コンピュータは何万個もの部品から出来ているのに同時に動作している  のは1個のみである』  とは昔のコンピュータのアーキテクチュアを指して言われた言葉です。  さて、パイプラインというのは命令がひとつの管の中を転がっていくよう  に処理をする機構です。  ひとりの人が手紙を書いて宛名を書き、切手を貼って郵便局に持っていく  というのではなかなか効率が上がりませんので、手紙を書く作業、宛名を  書く作業、切手を貼る作業、郵便局に持っていく作業、というように分け  て、それぞれを別の人が担当して、流れ作業にすることにより、処理速度  を上げるというわけです。  この流れ作業に従事する人の人数をパイプラインの段数といいます。  例えば8段のパイプラインといえば、作業工程が8個に分かれていることを  表します。    (Itaniumのパイプラインは IPG/FET/ROT/EXP/REN/WLD/REG/EXE/DET/WRB  という10段になっています)  パイプラインの次に出てきたスーパーパイプラインという手法は作業工  程を細分化することにより、パイプラインの動作効率を改善しました。    例えば、手紙を書く作業といっても、文面を考える作業と文字を筆記する  作業とに細分化できます。切手を貼る作業も切手を水で濡らす作業と封筒  に押しつける作業とに細分化できるかも知れません。こういう考え方によ  り、処理の無駄時間が更に減って全体の高速化が可能です。    次に出てきたスーパースケーラーという手法では、このパイプラインを  複数備えることを考えました。  上記の手紙の発送の作業でいえば、作業グループを複数作り、それぞれに  同時動作をさせるわけです。当然速度が速くなりますが、グループを2倍  にすれば必ずしも速度が2倍になるわけではありません。    要するに、2つの作業グループがどちらも手紙の発送だけやっていられた  ら楽なのですが(これは1980年代のスーピーコンピュータで利用された  ベクトル演算の考え方)実際には、パイプラインには色々な命令が流れ  てきます。一方のグループに渡された仕事が督促状の発送で、一方のグル  ープに渡された仕事が入金の処理であったら、気を付けてやらないと既に  入金した人にまで督促状を送ってしまう可能性があります。    実際のスーパースケラーでは、命令を例えば強制的に4個単位で区切り、  それが同時に実行して構わないか判断した上で、各パイプラインに作業を  割り当てるということを行っています。そのため運が良ければ1サイクル  の間に4命令とかが実行されますが、運が悪いと1命令しか実行できない  かも知れません。AMDの話題のCPU Athlonは9本のパイプラインを持つ、  スーパースケーラーCPUです。これだけの本数のパイプラインを効率よく  制御するのはかなり難しいはずです。  こういった一連のパイプライン方式にとって、最大の敵は実は「分岐命令」  です。つまり、コンピュータの命令は常に順序よく実行されているのでは  なく、ときどき条件によって Jump し、別の場所に飛んで命令を実行しつ  づけるということを行います。    これをやられると、折角パイプラインの前行程で準備した作業が無駄にな  ることもあります。たとえば、手紙の発送作業でいうと、手紙を発送する  ために10人くらいの人が流れ作業をしていたら、突然社長がやってきて、  「手紙はやめて今回は電子メールで情報を送ることにしたから」などと  宣言することもあります。    すると、せっかく書いたもののまだ投函していなかった手紙が無駄になり  ます。コンピュータの命令の実行においては、こういう処理の分岐による  無駄は頻繁に発生します。  そこで、よく行われるので例えば分岐予測というのがあります。これは  ループ処理などを想定したもので、「そろそろ処理が中断して、あちらの  作業をすることににるかも知れないぞ」と思ったら、その準備を始めると  いうものです。予測が外れると余計効率が悪くなりますが、現在の最先端  のCPUはそんなに予測を間違えません。    また投機実行というのは、分岐の予測をしたら、準備するだけでなく、  実行までしてしまう!!というものです。    たとえば「そろそろ社長が来て、あの書類をコピーしてくれと言いそうだ」  と思ったら、言われる前にコピーして用意しておく、というものです。    予測が外れると痛いですが、当たればとても効率がよくなるので「投機」  と言われます。実際には予測はかなり当たります。  ということで、やっと EPIC のシステムを説明できる準備ができました。    EPICは基本的には上記、パイプラインを何本も持ったスーパースケーラー  の構造を想定しています。  ただし、従来のスーパースケーラーが命令の実行時点で命令を解析して、  パイプラインの割り振りを行っていたのに対して、EPICではコンパイルし  てオブジェクトを作る段階で割り振りのための参考情報を埋め込んでおき  ます。それによりCPUの処理自体に集中するとともに、回路を単純化する  ことで速度向上を図っています。    なお、ここで、どのパイプラインを使うかを完全に決めておく方法をVLIW  といい、スーパーコンピュータでは使われていた技法ですが、それでは  CPUが変わるとプログラムをコンパイルし直さなければならないので汎用  ソフト向きではありません。EPICでは、両者の折衷案を取って、パソコン  に搭載できるCPUにしました。  また、分岐の処理ついても、分岐した先の命令列(パス)に predicate とい  う符号を振っておき、各パスは同時実行できるように!!!整理しておきます。  そして、実際に分岐条件が確定した時に、正しいパスの分の処理を有効に  してしまうのです。    結果的には分岐は形式上発生しないことになります。SFのパラレルワー  ルドのような考え方ですね。    このように、EPICにおいては、従来のCPUの設計思想からはかなり発想の  転換が行われたものが多いようです。