EMB (Extended Memory Block) インテルの80286以降のCPUにおける拡 
 張メモリーの中から HMA領域を除いたもの。つまり、8086的な方法では 
 アクセスできない部分である。 
  
 初期のPC98などで使用された8086はメモリーの位置を表すのに16ビット値 
 と16ビット値を4ビットずらして足し合わせるという特殊な方法を取る。 
 そのため、例えば 3040:1234 も 3100:0634 も実は同じ31634番地を表す。 
  
    30400 + 1234 = 31634 
    31000 + 0634 = 31634 
  
 すると、実はこの仕組みで本来は8086には存在しない 10000〜10FFEF の 
 領域が例えば、FFFF:FFFF (FFFF0+FFFF=10FFEF)などといった8086方式の 
 指定でアクセスすることができる。この約64KBの領域を HMAと呼ぶので 
 ある。 
  
 EMBはこの領域を除いた、拡張メモリーのほとんどを占める領域であり、 
 ここにアクセスする方法としていくつかの手法が開発された。主なものに 
 EMS(Expanded Memory Specification)とXMS(eXtended Memory Specification) 
 がある。 
  
 →拡張メモリー

Embedded_Java 組み込み済みのJava。主としてコンピュータ以外の電化製品  (ファクシミリ、電話機、家電品など)のROMに焼き付けておいたJavaの  処理システム。
EMF (Enhanced Meta File) 拡張メタファイル。Windowsなどで使用される  ドロー形式の図形ファイル。Windows95ではアプリケーションの出力は  いったんEMFに落とされ、バックグラウンドで印刷データに変換してプリ  ンタに送られる。
EMM (Expanded Memory Manager) MSDOSからEMSにより拡張メモリーを  使用するためのドライバ。詳しくはEMSの項を参照のこと。
EMM.SYS   EMS対応80286以降用拡張メモリドライバ。
EMM386.SYS EMS対応80386以降用拡張メモリドライバ。
EMM386.EXE XMS配下で動くEMSインターフェイス。言い替えればXMS  配下での EMM386.SYS エミュレータ。このソフトはXMS配下のソフト  なので、MSDOSの設定ファイルで指定する場合、必ずこれよりも前に  HIMEM.SYSを指定しておく必要がある。
EMMS (Electronic Music Management System) IBMが開発した音楽配信シス  テム。
Emotion_Engine プレイステーション2のCPUの名称。ソニーと東芝が共同  開発した128ビットCPUである。演算能力とマルチメディア処理能力に特化  されているが、演算能力だけを取り出してみると、当然のことながら現在  のパソコンのCPU(たとえばPentium IIIなど)よりもずっと高速である。  少なくとも1999年現在の段階でいえば「スーパーコンピュータ並み」と言  って全然間違っていない。  こういうとんでもないCPUがゲーム機に搭載されているのもすごいが、こう  いう状況であると、ひょっとすると10年後にはパソコンは消滅し、大企業  のシステムはゲーム機の超並列システムか何かで動いているかも知れない。  。。。などと書いていたら現実のものになってきたようです。cell参照。  (2004.04追記)
EMP (Excessive Multi Posting) =ECP
EMS (Expanded Memory Specification) MSDOS拡張メモリーを使用  するための規格のひとつで、初期の段階でのスタンダードである。  MSDOSはインテルの8086というCPUをベースに作成されたOSである。8086は  1MB(1024KB)までのメモリー・アドレスを持っているが、実際にはこの内  メモリーには 00000〜9FFFF までの 640KB(一部のマシンでは768KBまで)  しか使えず、A0000〜FFFFFの384KB分のメモリー・アドレスは実際には  周辺機器とのインターフェイスに割り当てられている。  (つまりメモリーに書き込む命令が周辺機器への操作として解釈される。   言い替えると周辺機器とのデータのやりとりをメモリーの読み書き命令   で記述できる。)  MSDOSが開発された当時はメモリーが24KBとか32KBとかいったパソコンが  動いていた時代である。640KBなどというメモリーは「どうやって使った  らいいか見当もつかないほど巨大なメモリー」であった。    しかしその後IC技術の発展でどんどん大容量のメモリーが製造され、又  パソコンのソフトの仕様に対する利用者の要求が拡大して、プログラム  はどんどん巨大になり、やがて640KBのメモリーでは足りなくなった。  そのため、ついに1MBを越えるメモリーを搭載したパソコンが登場する  に至るが、初めの頃、この部分にどうやってアクセスするかということ  についていくつもの方式が並立した。    BMS(Bank Memory management System)はIOデータ機器が提唱したも  ので、通常メモリーの上位128KB(80000-9FFFF)が色々切り替えて使用で  きるようになっていることを利用し、ここに拡張メモリーをバンク単位  で切り替えてマップし、使用したものである。初めの頃国内で1MB越の  マシンを使っていた人たちの間ではけっこう使用された。    EMS(Expanded Memory Specification,本項)はLotusIntelが共同開発  し、後にMicrosoftが加わってLIM(Lotus/Intel/Microsoft)という規格  が作られたものである。LIMはversion3.2で一度普及し、その後Quadram,  AST Research,Ashtontate が提案したEEMSの規格を吸収したLIM 4.0が  定められて更に普及した。    EMSのやり方は、拡張メモリーを覗く窓を、通常メモリーの中ではなく、  本来は周辺機器用の、A0000-FFFFF の上位メモリー(Upper Memory)の中に  確保する。この時メモリーの中身は16KB単位の「ページ」で参照する。  LIM3.2ではページは連続領域に4ページ取る方式であったが、LIM4.0では  必ずしも連続していない領域に8ページまで取れるようになった(EEMSでは  64ページ)。    そもそも当時、拡張メモリーを使おうという人はかなりのヘビー・ユーザ  ーであり、そういう人はしばしば多数の周辺機器を接続しているため、連  続した領域に4ページ(PC98では2ページ)もアドレスを空けるのは調整が大  変であった。  また、LIM3.2では基本的にデータを置くことしか考えていなかったが、  EEMSおよびLIM4.0ではプログラムも置くことができるようになった。また、  そもそもLIM3.2では最大8MBまでの拡張メモリー(当時8MBというのは数十台  の端末を接続した大型オフコンのメモリー)にのみ対応していたが、LIM4.0  では最大32MB までの拡張メモリーに対応した。  LIM4.0が策定された頃32MBというメモリーは「途方もなく巨大な  メモリー」であった。MSDOSがシングルタスクのOSであることを思い出して  おいていただきたい。  その後、拡張メモリーはXMSという新しい方式で制御されるようになり  現在に至っている。  ※主な拡張メモリードライバソフト   EMM.SYS   80286以降のあらゆる機種・環境で使用できる拡張メモリドライバ。   EMM386.SYS 80386以上のCPU用の拡張メモリドライバでMSDOS3.3に対応したもの。         つまりEMM.SYSはもっぱら80286用ということになる。   EMM386.EXE 80386以上のCPU用の拡張メモリドライバでMSDOS5.0に対応したもの。         これは実はXMS配下でEMMをシミュレートするソフトである。         このソフトはEMSの機能を直接呼び出しているソフトをXMS配下でも         動作させるためのもの。   HIMEM.SYS  80286以降で動作するXMSドライバ。詳しくはXMSの項参照。   EMS386.SYS ジャストシステム製のEMSドライバ。  →640KBの壁