DVD-R (DVD Recordable) 一度だけ書き込めるDVD。追記型としても使用できる。 
 規格はDVDフォーラムが定めており1997年のver1.0では3.95GBであったが 
 2000年に出たver2.0規格では4.7GBと、DVD-ROMと同じ容量になった。 
 このver2.0ではコピープロテクトの問題に関する論議から 
 DVD-R for Authoring, DVD-R for General というふたつの規格に別れている。 
 for Authoringはプロ用のオーサリング限定規格で635nmのレーザー光で書き 
 込むが、for Generalは610nmで書き込む。for Generalにはコピー保護機能 
 が組み込まれている。for Authoring のメディアには for Authoring対応の 
 DVD-R機器でなければ書き込むことはできない。 
 また市販のDVD-Rメディアには for Dataと for Videoがあり、for Videoの 
 メディアの価格には私的録画補償金が含まれている。ただし両者はモノと 
 しては同じ規格の製品であり、差異は無い。 

DVD-R_DL (DVD-R Dual Layer) 片面二層の書き込みができるDVD-R。  実際のメディアは2005年に発売された。初期の頃は品質が不安定で読めない  装置も多かったが、次第に品質が安定してきた。下層のデータを読み書きし  やすいように上層の記録密度を下げてあるため、普通のDVD-R(4.7GB)の倍の  容量は無く最大8.5GBである。なお、DVD-RL と略記されているケースが  ネットなどでは頻繁に見受けられるが、正式の略称ではないものと思われる。  DVD+R DLにかなりおくれを取ったものの、次第に地位を逆転しつつある。
DVD-RAM (DVD Random Access Memory? Media?) PDと同様の相変化方式で、  何度でも(約10万回)書き込めるDVD。    容量は片面1層で2.6GB, 2層で4.7GB, 両面1層が5.2GB, 2層で9.4GB。    またカートリッジに入ったものと入ってないものとがあり、入っている  ものには下記の4種類がある。   タイプ1 取り出し不可。両面が一般的。   タイプ2 取り出し可能。ロックピン有り。片面用。   タイプ3 取り出し可能。ロックピン無し。片面用。(*1)   タイプ4 取り出し可能。両面用。  カートリッジに入っていないものは4.7GBが一般的である。  DVD-RAMはコンピュータのデータ記録を主眼に設計されており、その分  一般のDVDプレイヤーでは再生ができないなどの短所もある。また万一  多少のビット落ちが起きても実用上支障のないビデオ映像記録と異なり、  データ記録では1ビットでも誤りは許されないため、ベリファイしながら  書き込むことができるようになっており、当初RWより信頼性があると言わ  れたが現在ではRWレコーダの精度が上昇し、RWでもデータの記録に支障は  なくなっている。  (*1)タイプ3は「取出可能」ではなく「収納可能」でカートリッジは    添付されていないもの、という説もある。いづれにせよ、現在    タイプ3はほとんど店頭で見ないようである。
DVD-RAM/R DVD-RAMDVD-Rに記録することができる記録装置。  CD-ROMの再生はできるが、CD-R,CD-RWへの記録はできない。
DVD-RL DVD-R DLの略称。但し公式のものではなく一般に広まっているものである。
DVD-ROM (DVD Read Only Memory? Media?) 現在「DVD-ROM」という場合、  下記の3種類の意味で使用されている。  (1)再生専用のDVDの意味。    工場で記録されて出荷されたDVDの総称。    DVD-R/-RW/+R/+RW/RAM と区別するためのことば。  (2)DVDの再生専用装置の意味    パソコンに搭載されたDVD再生専用ドライブをいう。パソコンと    無関係に家庭用の再生専用機でそのままテレビなどに接続して使用    するものは「DVDプレイヤー」という。  (3)データを記録したDVDの意味。    映像を記録したDVD-Video, 音楽を記録したDVD-Audio と区別して    コンピュータ用のソフトやデータ(辞書等)などを記録したものをいう。
DVD-R/RW DVD-RWDVD-Rに記録できる記録装置。  CD-R,CD-RWへの書き込みも可能である。
DVD-RW (DVD ReWritable) 何度でも書き込めるDVD。片面4.7GB。    これもDVD-R,DVD-RAMと同様にDVDフォーラムで策定された規格で  ある。書き換えが可能なDVDとしてはDVD-RAM規格のほうが先に規格が  定まり商品化された。遅れた対抗規格のRW陣営では当初は  DVD-VRフォーマットで記録していたが、2000年になってからDVD-ROMと  互換性のあるフォーマットに対応。これによって  「RAMの便利さを取るか、RWの互換性を取るか」  という勝負になって商品として成立したのである。  当初書き込み時にベリファイが(事実上)できないのでデータ記録には  適さないともいわれたが現在は精度が上昇して、ビット落ちのような  トラブルは一切起きなくなった。  書き換え回数は1000回程度なので、日常的な記録には適さない。  あくまでバックアップ用ということになる。  なおDVD-RWのDVD-ROMとの互換性がよくないからということで  DVD+RWの規格ができた経緯はあるのだが、DVD-RW規格ができた  あとで発売されたDVDプレイヤーはほとんどこの規格のメディア  が読めるように対応してしまったので、2002年秋現在の時点では  DVD+RWよりも、かえってDVD-RWのほうがDVDプレイヤーで読める  確率は高くなっている。
DVD+R (DVD Plus Recordable) DVD+RWと同様の規格で、  何度でも書き換え可能ではなく、一度だけ書き込めるようにして  誤消去の心配のないDVD-R対抗商品としたもの。容量4.7GB。  DVD+RWと同様に、DVD+RWアライアンスが規格を策定した。  現在メディアには、2.4倍速タイプ、4倍速タイプ、8倍速タイプがあり  古いDVD+Rドライブでは、2.4倍速にしか対応しておらず4倍速のメディア  には書き込めないものもある。(ドライバやファームの更新で書けるよう  になる場合もある) ただし2004年春時点で、2.4倍速タイプのメディアは  店頭であまり在庫が置かれないようになってきている。
DVD+R_DL (DVD Plus Recordable Double Layer) DVD+Rの規格で  片面二層にしたもの。容量は8.5GB。2004年5月にメディアが三菱化学から  発売され、ドライブがソニーやアイオーデータなどから発売された。    DVD+R DL ではレーザーピックアップから見て近く(基板側)の記録層をL0,  遠く(レーベル側)の記録層をL1と呼ぶ。L0とL1は逆向きに記録していく  (オポジットという。通常の2層DVD-ROMではパラレルもオポジットも可能)。  ここで、L0の最内周にリードインという管理領域を書き、L0の終わりと  L1のはじまりの部分にミドルゾーンというものを書き、L1の終わりに  リードアウトを入れる。  2層化DVDでは、L0の記録データがある領域のL1には必ず記録データが  無ければならない。そのため、L1が余ってしまった場合は、ライティング  ソフトがダミーデータをその領域に書き込む。データを書く際にL0とL1を  均等に使用するか、L0を使い切ってからL1に書くかはそのソフトによる。  マルチセッションにする場合は当然均等書きをしておかねばならない。