CPI (Consumer Price Index) 消費者物価指数 

CPI (Cycles Per Instruction) (マイクロプロセッサが)1個の命令を実  行するのに必要な平均サイクル数。これでクロック数(MHz値)を割れば1秒  当りに実行できる平均命令数(MIPS値)になる。(むしろMIPS値とMHz値から   CPI が出るというべきかも)     CPI = clock / instruction     IPS = instruction / second     Hz = clock / second   例えば、CPIが 0.8 のマイクロプロセッサがある場合、この製品を 400MHz   で動作させれば、1サイクル当たり 0.8 の逆数の 1.25個の命令を実行する   訳だから、 400×1.25 で 500MIPSになるが、同じ製品を 200MHzで動作さ   せれば 200×1.25 で 250MIPSになる。  資料が少し古いが1990年当時でインテルのi486がCPI=1.3,サンのSPARC  が1.6,IBMのPowerや日本電気のVR3600は1未満であった。ということは  i486の場合、50MHzの製品の MIPS値は 50÷1.3=38MIPSであったことになる。  1999年に出たPentiumIIIの場合はインテルによれば CPIは 0.5 つまり1サ  イクルに平均2命令実行できるとのこと。とすれば500MHzのPentiumIIIは  1000MIPS(1GIPS)ということになる。  なお「平均サイクル数」の「平均」とは何をもっていうかというのは難しい  問題である。全ての命令の単純平均を取るのは誤っている。命令によって  使用頻度が違うからである。しかし命令の使用頻度はソフトの目的によって  も大きく変わってくる。従って、別の人が平均を取れば別の平均値が出る。    →コンピュータの速度
CPI (Characters Per Inch) プリンタの印字の間隔を表すもので、横1inch  に何文字印字するかを表す。固定ピッチの文字ならそのまま出るが、変動  ピッチの書体の場合は一般に平均で言う。昔は24dotか16dot で 10 CPI の  プリンタが多かった。  磁気テープの記録密度について言うこともあるが、こちらはむしろBPIか。
CPIO ファイル・アーカイバの名前。UNIX環境で使用されている。
CPM (Critical Path Method) スケジュール管理の考え方で、プロジェクト  の構成作業要素の間の関係を図示し、その中で最も日程の余裕のないパス  を見つけだし、それを軸に改善を考えたりする手法。ただし一般的には  そういうパスは改善方法がほとんど存在しない。
CPM (Cost Per Mille) 露出保証型広告。バナー広告で、広告主に対して  一定回数の露出をすることを保証して料金を取る方式。広告掲載サイト側  からみれば、表示回数に応じてマージンが入る方式。PPVとも。  →CPA,CPC
CP/M (Control Program for Microcomputers) ディジタル・リサーチ社が  販売していたパソコン用OS。パソコン用の最初の汎用OSである。(ミニコ  ンでは既にUNIXが動いている...まだ普及はしていないが)  開発者はゲアリー・キルドールである。海軍の教官をしていたが1972年  にインテルのi4004を購入したのをきっかけにインテルの顧問となり、  i8008用に最初PL/M (Program Language for Microcomputers) を開発。  更にジョン・トロードと一緒に CP/Mを開発した。最初は個人的に使うため  に開発したものであったらしい。これが1975年頃のことのようである。  彼はこのソフトの販売とサポートのために、1976年 Digital Research社  を設立した。  CP/M は i8080 やその上位互換CPUとして広く使われたザイログのZ80,  日本電気の μPD780 などで動作した。MSDOSが登場する以前の標準OS  である。1977年に西和彦はこのOSの64番目のユーザーになったという。  私がパソコンのソフト開発に着手した頃はCP/MからMSDOSへの移行期であ  った。そのころは例えば、COPY命令のオペランドの書き方がCP/MとMSDOS  で逆なので、間違って逆コピーしてしまった!! などという話が雑誌の投  稿欄に見かけられた。  なお、CP/Mは後に16ビットCPU用のCP/M-86も出た。またMSDOSの互換OSの  DR-DOS なども出した。ディジタル・リサーチは後にノベルに吸収され、  同社のNetWareにもこれが標準搭載され、後にCaldera Linux上でも  動作するようになった。  →DR-DOS
CPS (Character Per Second) データの転送速度の単位。通信では通信速  度をBPS(bit per second)で表し、データの転送速度をCPSで表すことが  よくある。ただしここでいう charcter とは 6bit ではなく 8bit つまり  バイトのことである。Byte Per Second では略してBPSになってしまい、  Bit Per Second と区別がつかないので Character の語を使用することに  なったのであろう。    一般の通信では8bitごとにスタートビット・ストップビットが添付されて  1バイトを10ビットで送っている。そのため、例えば送信速度が 28000BPS  ならデータ転送速度は 2800CPSになる。ただしデータの圧縮がうまく行け  ばこれより高速になるし、通信エラーで再送したり、相手ホストが混雑し  ていたりするともっと低速になるから、一概には言えない。
CPS (Characters Per Second) データの転送速度の単位。困ったことに  一部のソフトでは、4バイト単位の転送にかかる速度を CPS と呼んでいる。    つまり、単に 1000 CPS と書かれていても、1000 byte/sec のケースと  4000 byte/sec のケースがあるわけである。実に紛らわしい話である。
CPS (Characters Per Second) プリンタの印字速度の単位。これは文字  単位で印字するプリンタで言われることばである。
CPS (Certification Practice Statement) 電子取引の認証局を運用する  ための規準のこと。
CPTWG (Copy Protection Technical Working Group) 電子透かし技術の  標準化などを推進している団体。
CPU (Central Processing Unit) 中央処理装置。コンピュータの脳にあた  る部分。演算回路、命令解析回路、置数器(レジスタ)などからなる。    ■ビット型   以前、CPUはデータの取り扱いの単位により 4bit,8bit,16bit,32bit,   64bit型などに分類できるとされた。この話は現在でもある意味で正し   いが、ある意味ではあまり正しくもなくなってきている。      ○○ビット型というのは、基本的にはCPU内部のデータバスのビット   数をいうというのが一般的な認識である。こういう、ややこしい言い方   をしなければならなくなったのは恐らく i80386 あたりからではないか   と思われる。i80386のひとつ前の i80286 は一応16ビットCPUである   がアドレスバスは24ビットであった。このことは当時CPUの構造に詳しく   ない人たちを戸惑わせ、最初i80286を32ビットCPUと誤解する人もあった。      i80386ファミリーの場合、標準タイプ(後に386DXと呼ばれる)は完全な   32ビットCPUであったが、そのあと出た廉価版の386SXは外部データバス   が16ビットになっていた。またPentiumProになるとアドレスバスは36   ビットになっている。      なお、どこかのメーカーが32ビットのCPUを2個搭載して「64ビット」と   称したことがあるが、通常はこういう言い方は認められない。時速60km   の車を2台つないで走っても時速120kmにはならないようなものである。  ■インテル社のCPU   インテルは現在のパソコンの標準CPUであるPentiumシリーズを作ってい   るメーカーである。インテルはICの発明者の一人であるロバート・ノイス   が設立した会社であるが、1971年頃、ビジコンから出向してきた嶋正利   とインテルのテッド・ホフ、フェデリコ・ファジンらがi4004という   世界最初のマイクロプロセッサを開発。これがやがて8086,80286,80386,   Pentium,PentiumIIIなどと発展してきた。   【インテル社が開発した主なCPU】   名称    年  bit数 Clock 外部DtBus   i4004   1971 4bit 769KHz 4bit? 世界初のマイクロプロセッサ   i8008   1972 8bit 500KHz 8bit? 初の8ビットCPU   i8080   1974 〃   2MHz 8bit? パソコン文化を生んだCPU   i8086   1978 16bit  8MHz 16bit MSDOSのベースとなったCPU。   i80286   1982 16bit 12.5MHz 〃  Windowsは最初このCPU上で動いた。   i386    1985 32bit  20MHz 32bit マルチタスクの普及を促す   i486    1989 〃   25MHz 〃  命令の高速化.   Pentium  1993 〃   60MHz 64bit パイプライン方式の導入   PentiumPro 1995 〃  200MHz 〃  分岐予測の強化   MMXPentium 1997 〃  233MHz 〃  マルチメディア命令装備   PentiumII 1997 〃  300MHz 〃  SECCの採用   Celeron  1998 〃  266MHz 〃  PentiumIIの廉価版   PentiumIII 1999 〃  500MHz 〃  SIMD搭載   Itanium  2000? 64bit  ?  64?  次世代の標準になるか?   【インテルの傍系CPU】   ●Z80    8080の開発スタッフが独立して作った会社ザイログから出たもの。Z80    及びその互換CPUは1980年代半ば頃はオフコンのCPUとして広く使われ    た。最近ではゲームボーイのCPUとして使用されている。   ●μPD780    日本電気のPC88シリーズのCPUとして名高い。日本電気の技術陣がZ80    の命令一覧表を見ながら独自に開発したもの。ザイログとライセンス    契約を結ぶつもりだったが何故かザイログが拒否したので、見切発車    で使用したとも言われるがこの辺りの詳細は不明。そういうわけで    内部構造はまるっきり違うが機能はZ80の完全互換である。   ●V30    正式にはμPD70116という。日本電気が開発したVシリーズの中では    最も有名なものである。基本的にはi8086の上位互換CPUで処理速度が    上がっている。日本電気はPC98シリーズ上に80286を搭載しはじめて    からもしばらくはV30固有の機能を使っているソフトのためにV30と    CPUを切り替えて使える、ツインCPUのマシンを出していた。   ●AMD社のCPU    AMDではインテル社の互換CPUを製造している。名称としては     Am386, Am486, Am5x86,     K5, K6,     Athlong    などといったものである。内部構造はほとんどRISCらしい。   ●Cyrix社のCPU    Cyrixもインテル社の互換CPUを製造していた。名称としては     Cx486, 5x86, 6x86, MediaGX, MII    などといったものである。同社は1997年にNational Semiconductorに    吸収合併された後、1999年には更にVIA Technologies に売却された。  ■モトローラ社のCPU   モトローラはインテルに続く第二のCPUメーカーである。ここで第二と   いうのは売上のことをいうのではなく、独自の仕様のCPUを開発し広く   使われているという意味でのことである。アップルのマッキントッシュ   シリーズは一貫してこのCPUを使用している。またモトローラのCPUは   初期の頃のワークステーションでよく使用された。   【モトローラ社が開発した主なCPU】   1974 6800  8bit  1MHz 4000トランジスタ   1979 6809  8bit  1MHz OS9を動かしたことで有名なCPU   1979 68000 16bit 12.5MHz 初代マックや初代サンのCPU   1984 68020 32bit  20MHz マッキントッシュIIのCPU   1987 68030 32bit  20MHz このCPUのver.2からMMUを搭載した   1990 68040 32bit  20MHz マッキントッシュQuadraに使用された。   1995 68050 32bit  ?   これはほとんど使用されていない      【モトローラがIBM・アップルと協同開発したCPU】(PowerPC)   1993 601  G1 PowerMacやIBM RS/6000に採用   1995 603  G2 601の省電力版   1995 604  G2 601の後継で分岐予測の精度が上がっている   1997 750  G3 バックサイド・キャッシュを採用   1997 740  G3 750の廉価版   1999 7400 G4 マルチメディア命令AltiVec搭載   2001? 75xx G5 64ビット化されそうな感じ。   【モトローラの傍系CPU】   ●6502    モステクノロジー社の製品。直接の系列という訳ではないが、同社は    モトローラの技術者がスピンアウトして設立した会社である。        Steve WozniakはビジネスショーでこのCPUを見かけ惚れ込んでしまっ    た。近くのホテルにモステクノロジー社の社長夫人を訪ねてこのチップ    を売ってもらう。そして組み立てたのが初代アップルである。アップル    社はこのマシンのシリーズを販売するために設立された。        このCPUを搭載したマシンはヤマハなども出したが、なんといっても    任天堂のファミコンに搭載され、全世界でたぶん4000万人ほどのユー    ザーを産み出したことが大きい。        なお、モステクノロジーは後にコモドールに吸収合併された。      ■RISC系のCPU   RISCについて詳しいことは同項参照のこと。この系列のCPUとしては   下記のようなものがある。      ●SPARC    サンが同社のワークステーションに使用しているCPU。一時期はワーク    ステーションといえばまずサンだったので、そういう意味ではPentium,    PowerPCと並ぶ、標準CPUのひとつである。   ●Alpha    DECが開発したCPUで世界初の実用64bitCPUである。ただこのCPUの性能    を充分に引き出すOSは、開発されて7年たった今でも無いと言わざるを    得ない。一般にはUNIXかWindowsNTが動いている。DECは1998年にコン    パックに吸収され、現在は同社で開発が続いている。   ●MIPS社のCPU    R300,R4000,R5000,R8000,R10000 などと先頭に R がつく型番で親しま    れている。なおMIPSは1992年にシリコングラフィックスに吸収された。    シリンコグラフィックスは1996年にはクレイも吸収しており、同社は    現在高速コンピュータの技術を持つ企業の最右翼ともいえる。   ●その他    IBMのPower, モトローラの88000系, インテルの80860系などがある。