!= not equal. 幾つかの言語で等しくないことを表す。<>で表す流儀も。 Perlの場合は != と書けば数字比較で ne と書けば文字比較である。
” quotation (double quotation) 引用符(二重引用符)。一般に文字列や 文字を表すのに使用する。Perlでは変数名やエスケープを解釈する。 Cでは文字列。 →’
’ single quotation (apostrophe) 一重引用符。省略符。これもdouble quotation と同様に文字列を表すのに使うが、意味が異なる。Perlでは 変数名やエスケープを解釈しない。Cでは文字列ではなく文字を表す。 また一部の言語では、これを書くとその右側が注釈とみなされる。
# sharp (number) シャープ(嬰音記号)、ナンバー記号、井桁(いげた)。 システムで用意された特殊なソフトの名称に使うことがある。また、 一部の言語で NOT EQUAL の意味に使われたことがある。また一部の 言語では、この文字を書いたら、その右側が注釈とみなされる。
#! she-bang (sharp-bangの音便) Perlプログラムの先頭に書いて、 パール・インタプリタの在処を指示するのに使用する。 例 #!usr/bin/perl
$ dollar ドル記号。システムで用意された特殊なソフトの名称に使うこ とがある。また$$$というのが昔のシステムの制御用のマークによく 使用された。 ・正規表現で末尾を表す(先頭は^)。
% percent パーセント記号。いくつかの用法がある ・インターネットのURL等で16進数を表す。例: %7Eは~ チルド ・電卓のキーで%計算をする。実際に使っている人は少ないかも。 例: 300 + 5 % で 315。 300 x 5 % なら 15。 ・Cの sprintf 文の中で編集方法を示す。 例: sprintf(work,”sum=%8ld mean=%8.2lf”, ssum, smean); ・割り算のあまりをあらわす。 例: 7 % 5 = 2
& ampersand アンド記号。基本的に and の意味。幾つかの用例がある。 ・and演算を表す。 A & B は、AとBが共に1の場合のみ1で、どちらかが0なら0。 ・C/C++ では変数のアドレス又は参照を表す。 ・インターネットのCGIで、データの区切りを表す。 例: mes.cgi?house=anex&room=3 ・Perl でサブルーチンの呼び出し記号として使用する。 例: &jcode(*buf, 'jis');
&& Cの演算子で論理演算の and を表す。Cで1個の&はビット演算のand になる。例: 5 & 6 は 4 になる。 5 && 6 は TRUE になる。
() parenthesis 括弧(かっこ)。他の括弧と区別する時は小括弧という。 用途は下記の通り。 ・演算の優先順を表す。 例: a * (b + c) ・サブルーチンの引数を表す。 例: yomidasi(a,b,c) ・COBOLで配列の添字を表す。 例: table(a) ・Perlでリストを表す。 例: (1,3,7,12) ・特殊な予約語と共に使用する 例: for(i=0;i<10;i++)
* star , asterisk 星型。この文字のデザインは一般には六芒星であるが 一部のマシンでは五芒星で表示される。用例は幾つかある。 ・掛け算記号(×)の代用。例: A = B * C ・UNIX, MS-DOS などにおけるワイルドカードで任意の文字列。 ・Cなどで、アドレス型変数の指し示す先そのものを表す。 ・正規表現で直前のパターン0回以上の繰り返しを表す(1回以上は+)。
** 多くの言語において、冪乗(べきじょう)を表す。例: 2**3 は 8。 冪乗は ^ で表す言語もある。
*= Cなどで、対象に掛けることを表す。例えば a *= 3 なら a に3を掛ける。
+ plus プラス。加算記号。一般に足し算を表すのに使用する。また 文字列の連結にも使用する。(Perl の場合は . を使う) また、正規表現で直前のパターン1回以上の繰り返しを表す。
++ plus plus, inclement。 C系の言語で変数の値を1増やす意味に使う。 こういう書き方があるのは、CPU自体が1足す(Increment)という 高速に動作する命令を持っているので、var +=1 より var++ の方が 遙かに速いからである。
+< Perlでファイルを入出力モードでオープンする意味に使う。
+= Cなどで、対象に加えることを表す。例えば a += 3 ならaに3足す。
, comma コンマ。カンマ。一般に並列を表すのに使用する。 →CSV
− minus マイナス。または hyphen ハイフン。幾つかの用例がある。 ・引き算を表す。 例: A = B - C ・マイナスを表す 例: A = -B ・一部の処理系や正規表現で範囲を表すのに使用する。 ・COBOLやFORTRANで、行の継続を表すのに使う ・COBOLの習慣で複合語による変数名の構成に使用する。例:SIIRE-TANTO
−− minus minus, declement Cなどで変数の値を1引くことを表す。 こういう書き方があるのは、CPU自体が1引く(decrement)という 高速に動作する命令を持っているので、var -=1 より var-- の方が 遙かに速いからである。 また、HyperTalkではこれを書くと、その行の右側が注釈とみなされる。
−= Cなどで、対象から引くことを表す。例えば a -= 3 ならaから3引く。
−> Cなどで、構造体やクラスの要素を、アドレス型の変数から参照するのに 使用する。例: doc->m filename これは下記の.を使って、*doc.m filename とも書くことができる。
. period ピリオド。dot ドット。幾つかの用法がある。 ・COBOLで命令の終わりを示す。例: COMPUTE A = B + C. ・数字の小数点の位置を示す。 例: 3.14 ・カレントディレクトリを表す。 ・ドメイン名の区切りを表す。例: www.ffortune.net ・構造体やクラスの要素を表すのに使用する。例:doc.m filename ・Perlで文字列の連結に使用する。例: abc . xyz 文字列の連結は+を使う言語が多いが、Perlの場合は区別されているため "3" + "5" は "8" になり、"3". "5" は "35" になる。Java Scirptの プログラマなどがいつも悩んでいる問題がPerlではあっさり解決している。 ・正規表現で任意の一文字を表す。
.. 親ディレクトリを表す。Perlでは範囲を表す。
... 一部のOSで、配下の全てのディレクトリを表す。
/ slash スラッシュ。幾つかの用法がある。 ・インターネットやUNIXでディレクトリを表す。例: www.ffortune.net/comp/pc ・割り算の演算子。例 A = B / C ・FORTRANの書式文で改行を表す。例: FORMAT(1H ,20A1,4HKARA/F8.1,4HMADE)
// インターネットでルートディレクトリを表す。またCではこれを書くと その行の終わりまでが注釈とみなされる。
\ back-slash バックスラッシュ。¥記号に同じ。日本では\のコードに ¥を割り当てているのである。