拡張子 (かくちょうし, extension) ファイル名の最後に.(ピリオド)に 
 続けて書かれている文字列のことで、ファイルの種類を区別するために 
 使用する。例えば readme.txt の「txt」の部分。 
  
 拡張子には(1)習慣や国際規格により定まっているもの、(2) OS作成者が 
 決めているもの、(3)ソフト作成者が使用しているもの、(4)利用者が 
 勝手に付けているものがある。(1)〜(3)の例を下記に挙げる。 
 (1)習慣や国際規格により定まっているもの 
  txt テキストファイル 
  dat データファイル 
  png PNG形式の画像ファイル 
  htm(html) インターネットのWWWで使用されるHTML 
  tmp 一時的なファイル 
  
 (2) OS作成者が決めているもの 
  exe MSDOSWindowsの実行可能ファイル 
  bat MSDOSの自動実行ファイル 
  scr Windowsのスクリーンセイバー 
  
 (3)ソフト作成者が使用しているもの 
  xls Excelのファイル 
  lzh 圧縮ソフトLHaで圧縮されたデータ 
  jtd 一太郎の文書 
 拡張子はMSDOSでは半ば備忘的なものであったが、Windowsでは 
 Macintoshのように書類のアイコンをダブルクリックした時にその書類 
 を開けるアプリケーションを起動する機能が加わった時、拡張子を使用 
 するようになり重要性が増した。この時、MSDOSでは拡張子は3文字までで、 
 Windows95以降はその制限は撤廃されたが、従来の伝統を守って3文字で 
 抑える人が多い。そのためHTMLはUNIXやMacintoshのユーザーは .html と 
 いうファイルを使用し、Windowsのユーザーは .htm というファイルを 
 使用することが多く、長く混在状況が続いている。 
  
 UNIXの場合は拡張子は特に必要ないが、人間が分かり易いようにやはり 
 拡張子を付けておくことが多い。ただし同じ綴りの拡張子が、UNIXと 
 Windowsで別の意味で使用されることもあるので注意が必要である。 
 また、UNIXでも一部のソフトは特定の拡張子のファイルだけを処理対象に 
 するように作られているものがある。またインターネットのサーバーでは 
 拡張子により何らかの制限が掛けられていることもある。 
  
 Macintoshの場合は拡張子には頼らず、ファイルのヘッダに書かれてい 
 るタイプ情報でファイルの種類を判断していたので、以前は拡張子を付け 
 る習慣はあまり無かったが、Windows95の登場以降、Mac/Winの両刀遣い 
 が増えて、その結果Mac上でも拡張子を付けておく人が増えた。そして 
 MacOS Xでは拡張子の考え方が正式に導入された。 
 (ダブルクリックした時はクリエータ→拡張子→タイプの順に優先される) 

拡張スタイルシート言語 →XSL
拡張スロット (かくちょうすろっと, expansion slot) コンピュータの機能拡張の  ための拡張ボードを挿入するための挿入口。デスクトップパソコンの筐体  内にあり、筐体のカバーを開けて挿入するが、ボードの端は筐体から露出  するように作られている。一時期筐体を開かなくても装着できる拡張ベイ  というものも利用されていたが最近はあまり見なくなった。
拡張性 (かくちょうせい, scalability) システムを導入した後に、色々と機能  を追加するための余地があるかどうかという性質。    パソコンなどでは拡張スロットPCカードのスロットがあると、様々な  機能を追加できるので、こういうスロットがたくさんある方が拡張性は高い。  また、標準で搭載しているメモリーが例えば256MBしかなくても メモリーを  追加あるいは交換してたとえば4GB(4096MB)にすることができれば、それだけ  の拡張性があることになる。  昔の固定長ファイルで作られたソフトウェアシステムでは、ファイルの終端  に何も使用しない空白を数バイト付けておくことが一般的であった。システム  の機能を拡張・改善する時に新たな項目が必要になった場合、そこを使えば  大規模なシステムの変更を回避できるからである。    物のコードを決める時に、たとえば現状で商品が全部で3000点くらいしか  なければコードは4桁で設計して良さそうだが、普通のシステム設計者なら  6桁くらいにしておく。その方が、その会社の業績が拡大して扱う商品点数  が増えた時にでも対応できるからである。商品コードのような、中核になる  コードの場合、桁数の変更はシステム全体の大規模な変更が必要になり、  またしばしばそういう変更の時のチェック漏れで重大なバグが発生したり  しやすいのである。
拡張電力管理 →APM
拡張パーティション →拡張DOSパーティション
拡張版SpeedStep (enhanced SpeedStep) 電源を管理する機能であるSpeedStep  をよりきめ細かな管理ができるように改善したもの。
拡張表記 (escape sequence) プログラムで普通には書けないような特別な文字  を表す表記法のこと。一般に文字列定数の記述内で使用される。  たとえばタブのコードなどはそのまま記述できないので、\t とか \x07 など  と書かれる。この手のもので特に一般的なものには下記のようなものがある。     \t タブ   \n 改行   \r 復帰   \x** 16進数 (\x07 なら 2進数の 00000111 のこと)    →正規表現
拡張ベイ (expansion bay) デスクトップパソコンの機能拡張をするために  拡張ボードCDドライブなどを簡単に装着できるように、パソコンの  前面に設けられた、水平にボード類を挿入できる口。主としてCDドライブ  やハードディスクなどのドライブ類を挿入する。一時期流行ったものの  パソコンでは最近はあまり見られなくなったが、ゲーム機でこれを持つ  ものもある。
拡張ボックス (かくちょうぼっくす, expansion box) しばしばPDAやサブノートの  パソコンで見られる、本体後部や本体下部に装着する多数の入出力コネクタや  CDドライブなどのついた箱形の機器。サブノートなどでは本体を小さくするため  にこういうコネクタの類を最小限に絞り込んでいるため、その不足する分を補う  ために使用する。使い方としては自宅あるいは会社にこの拡張ボックスを置いて  おき、持ち歩くときはそれから外した本体だけにする。  拡張I/Oボックスとも。
拡張ボード (expansion board) コンピュータの機能を拡張するために装着  する各種のプリント基板。デスクトップ型のマシンでは、拡張スロット  または拡張ベイというものが用意されているので、ここに挿入する。  ノート型のマシンでは代わりにPCカードを使用したりUSBで接続できる  独立型の外部機器を使用したりする。