拡張メモリー (かくちょうめもりー) MSDOSでは元々640KBまでしかメモリー 
 を使えない仕様であった。MSDOSが設計された当初は、これは「とんでもなく 
 大きな領域」だったのだが、1980年代後半になるとメモリーの価格が下がって 
 くるのと共に、利用者の要求が拡大してソフトも巨大化し、これでは足りない 
 ようになってきた。そこで実際に640KBを越えるメモリーを取り付け、そこを 
 いろいろな手法で使用することが行われるようになった。こういうメモリー 
 を拡張メモリーという。 
  
 その主なものにはEMS (expanded memory specification) と XMS 
 (extended memory specification) とがある。 
  
 EMSは初期に出てきたもので、8MBまでの拡張メモリーに対応し、データの 
 格納用にその領域が使えるようになっていたが、XMSではプログラムも置く 
 ことができて、64MBまでの拡張メモリーに対応していた。Windowsも3.xまで 
 はXMSを利用して動作していた。 
  
 これ以外にアイオーデータ機器が作ったBMSFM-Townsが使用していた 
 DOSエクステンダなどといった拡張メモリの使用法もある。 

拡張メモリーカード (かくちょうめもりーかーど) 拡張メモリーとして使用  するためにパソコンのメモリースロットに装着するメモリーが搭載された  プリント基板。拡張メモリーボードとも。
拡張メモリーサブカード (かくちょうめもりーさぶかーど) 拡張メモリーカード  のプリント基板に装着して拡張メモリーのサイズを増やす小さなプリント基板。    1989年にPC9801シリーズで初めてWindowsでの利用を意識したマシンPC9801RAが  出た頃は本体が640KBなので、1MBのメモリーカードに1MBのサブボード2枚を装着  したものを本体にさして、3.6MBにして使用したりしていた。
拡張メモリーボード →拡張メモリーカード
拡張仮想8086モード (extended virtual 8086 mode)  Pentium以降で採用されたCPUの動作モードで、基本的な機能は同じだが、  従来の仮想8086モードより効率良い動き方をするようになっている。
拡張領域 (かくちょうりょういき) →拡張DOSパーティション。
確定 (かくてい) かな漢字変換のシステムで候補表示されている漢字を  選択決定すること。WindowsマシンやMacなどではリターンキーで確定させることが  多いが、昔のパソコンでは「確定」というキーを持っているものもあった。  (現在の標準的なキーボードの「無変換」キーの位置にあった)    →変換,無変換
確認表 (かくにんひょう, result table) RDB/EUFで既存表・出力表に対して  行なった処理の結果が表示される表。簡易レポート機能として使用できた。
格納 (かくのう, store) データを記憶装置に保存すること。ストア。
家計簿ソフト (housekeeping accountbook software) 家計簿を電子的につける  機能を持つソフトのこと。日々の支出の管理や、毎月の定期的な支払いの管理  だけでなく、最近では貯金などの管理まで出来るようになっている。
隠れ端末 (hidden node) 無線LANにおいて、本来電波が届く距離にあるものの  障害物などにより電波が届きにくい位置にある端末。通信がなかなかうまく行かず  再送要求が頻繁に発生するのでLAN全体のスループットを下げてしまう。    →見えすぎる端末
影付き文字 (かげつきもじ, shadow character) 文字装飾の一種で、  一般に白抜き文字に更に影を付けたものをいう。ワープロソフトなどに  組み込まれている。
影付け (かげつけ, shadowing) 3dのグラフィックソフトで、  物体の影を描くこと。シャドーイング。
囲い文字 (かこいもじ, framed character) ○や□の中に入った文字のこと。  →丸付き文字
過去ログ (かころぐ,old BBS log) BBSなどの古いログのこと。主として  現在開かれている掲示板を読むのと同じ方法で読めないものを指す。    2chではdat落ちしたログは、一部は無償公開されるが、多くのデータは  通称「●」という有償会員資格を持っていないと読むことができない。    ニフティサーブでは過去の会議室のログは各フォーラムのスタッフの  手でLHaで圧縮してデータライブラリに格納されるのが一般的であった  が、サーバーの容量を食うとしてニフティは各フォーラムにこの作業を  行わないよう要請するようになり、次第に過去ログの公開をするフォーラム  は減っていった。    2chは「●」の収入でサーバー代などを稼いでいるが、ニフティサーブの  場合はこういうものがお金になるという発想が無かったため、過去の貴重な  議事録が著作権の関係上、公の場所に流通させられない事態になっている。  せめて、このデータを国立国会図書館に移管できないかという意見もある。
重ね打ち (かさねうち, overprint) 昔のシリアルプリンタの技法のひとつ  で、ゼロ改行で同じ場所、あるいは微妙にずらした場所に文字を重ねて印字  すること。太文字を作ったり、文字の重ね合わせで特殊な文字形を作ったり  また図形を印刷したりするのに使用していた。
飾り罫線 (decorative ruled line) 飾り模様で作られた罫線。ワープロでは  幾つかのパターンを用意している。
加算 (かさん,addition) 四則演算の足し算のこと。
加算器 (adder) 加算(足し算)を行うための電子回路。  XOR回路とAND回路の組み合わせにより、1桁の2進数同士の加算を行い、  その結果を得る回路を半加算器(HA - half adder)という。半加算器2個と  OR回路を組み合わせて、下位からの繰り上がりの分まで加えた結果を  出す回路を全加算器(FA - full adder)という。    HA 0+0=0 0+1=1 1+0=1 1+1=10  (半加算機)  XOR 0x0=0 0x1=1 1x0=1 1x1=0   (下の位を得る)  AND 0a0=0 0a1=0 1a0=0 1a1=1   (上の位を得る=繰り上がり)    全加算機の仕組み  ・その桁同志の足し算を半加算機(a)で行う。  ・その結果と下位からの繰り上がりの足し算を半加算機(b)で行う。  ・半加算機(b)の結果がその位の値。  ・半加算機(a)と半加算機(b)が同時に繰り上がることは無いので   両者のORを取ればその位から上の位への繰り上がるを得られる。   (aで繰り上がりが起きたら結果は0だからbでは繰り上がらない)    初期の計算機では電子部品が高価であったので1個の全加算器を繰り返し  使用して足し算を行っていた。このタイプを直列加算器という。これに  対して速度を重視し、コンピュータのワードのビット数分の全加算器を  横に並べて同時に計算を開始させた上で繰り上がりがあった場合はその  信号を再利用していくタイプの加算器を並列加算器といい、これを装備  しているコンピュータは昔は高かったのである。  現在のCPUでは加算・減算・乗算・除算のような基本的な計算は、ワード  長分の計算結果表を引いて1サイクルで実行される。