外部記憶装置 (がいぶきおくそうち, external storage) 
 磁気ディスクや磁気テープ、DVD, USBメモリーカードなどのように、 
 コンピュータのCPUと直結しておらず、IOポートを通してデータのやりとりを 
 するもので、(一般的には)コンピュータの電源を切っても情報が保持されて 
 いて、(多くの場合)他のシステムへのデータの持ち運びにも使用したりする 
 データ記録手段のこと。補助記憶装置とも。 
  
 これに対してCPUと直結されていてコンピュータが動作している最中に頻繁に 
 バスを通してデータのアクセスがおこなわれる記憶装置は主記憶装置と 
 いい、単に「メモリー」という場合は、そちらを指すことが多い。 
  
 ゲーム専用機の「ROMカセット」の場合は、形状的・運用的には外部記憶装置 
 のように見えるが、実はCPUと直結して使用されており、内部的・仕様的には 
 主記憶装置のほうに近い。 
  
 コンピュータの外部記憶装置として一般的なもの、一般的であったものには 
 下記のようなものがある。 
 紙カード 紙製のカードに情報を記録するもの。穴を空けるパンチカードと 
       鉛筆やマジックで塗るマークシートとがある。パンチカードは 
       入力にも出力にも使用できるがマークシートは入力専用である。 
       パンチカードはコンピュータの黎明期から1980年代まで良く 
       使用された。マークシートは現在でも学校や運転免許の試験など 
       で使用されている。 
 紙テープ 紙製のテープに穴を空けて情報を記録するもの。1970年代頃までは 
       ごく一般的な入出力媒体で、工場の製造システムでは1980年代頃 
       まで良く使用されていた。 
 磁気テープ 磁性体を塗布したテープで、1960年代から1980年代頃まで、 
       大型コンピュータのメインのファイルシステムとして、また企業間 
       のデータのやりとりにも良く使用された。1980年代から1990年代前半 
       頃にはカセット型のものもミニコンやオフコンで良く使用されたが 
       カセット型は規格が乱立して互換性に乏しい欠点があった。 
       パソコンの世界では通常の音楽録音用カセットやDATをデータの 
       記録用に使用するケースも多かった。 
 磁気ドラム 円筒状の物体の表面に磁性体を塗ってデータを記録するもの。 
       一時期、大型コンピュータの高速アクセスが必要なシステムで 
       利用されたが、どうしても記憶容量に限度があるため、次第に 
       その役割は磁気ディスクに譲られるようになった。 
        
       なお、磁気ドラムはこれを主記憶に使用した時代もあった。 
 磁気ディスク 円盤状の物体の表面に磁性体を塗ってデータを記録するもの。 
       当初はアクセスの速度で磁気ドラムに負けていたが、物理的に 
       コンパクトなまま大容量化できる利点が評価され、1980年代以降、 
       外部記憶装置の主役となった。金属製の円盤を使用し、シールド 
       してデータの安全性が高いハードディスク、フィルム状の円盤を 
       使用するフロッピィディスク、はその主なものである。 
 光ディスク 円盤状の物体の表面に光や紫外線などを当ててデータを読み取る 
       もので、当初は赤色レーザーを使用したCDDVDなどが開発され 
       たが、その後青色レーザーを使用するBlu-ray Diskや更には 
       紫外線ディスクなども開発されている。基本的には波長の短い光を 
       使うほど高密度でデータが記録できるが、高密度で記録された 
       データを読み取るにはそれだけ高度なヘッド操作技術と高速なデータ 
       処理能力が必要である。 
        
       記録の方法としては表面に穴を空けてその凹凸で記録する方法と 
       表面に相変化などを起こさせて記録する方法とがある。また表面 
       の磁気の状態を変化させて記録する「光磁気ディスク」という 
       磁気ディスクと光ディスクの中間の技術もあり、その代表である 
       MOはフロッピィディスクからCDフラッシュメモリへの 
       移行が進む途中の媒体として1992〜1998年頃、広く使用された。 
 フラッシュメモリ型記録媒体 電源を切っても情報が消えず読み書きが自由 
       なフラッシュメモリを使用した記録媒体で、主なものとして、 
       SDメモリーカードやUSBメモリーなどがある。 
 シリコンディスク 本来主記憶用に使用するメモリー用のICを多数用意して 
       外部記憶装置を制作したもの。元々はスーパーコンピュータで 
       ハードディスクでは遅すぎるデータの記録用に利用されていたが 
       1980年代にはパソコン用のものも発売された。しかしその後、 
       ハードディスクが充分高速になってきたことから、あまり使用 
       されなくなった。 
 メモリーディスク 主記憶の一部をあたかも外部記憶装置であるかのように 
       使用する手法で、いわば仮想的な外部記憶装置。RAMディスクとも。 
       これが利用されるのは次の2つのケースが主である。 
        
       ・データベースの大量更新などで特に高速なアクセスが必要な場合。 
       ・ノートパソコンをバッテリー駆動させている場合に磁気ディスク 
        を停止させて消費電力を節約するため、頻繁にアクセスする 
        ファイルをそこに置きたい場合。 
        
       ただしメモリーディスクの内容はあくまで主記憶上にあるため 
       電源が事故などで飛んだり、バッテリーが消耗しきって空に 
       なったりすると消えてしまうことは気をつけたい。 
 →主記憶,仮想記憶

外部キャッシュ (がいぶきゃっしゅ, external cash) CPUのチップの外部に設置された  キャッシュメモリのこと。
外部クロック (がいぶくろっく, external clock) CPU外部で流れているクロック、  正確にはFSB(フロントサイドバス)のクロックのこと。  →内部クロック
外部スキーマ (external schema) アプリケーション側に見せるデータベース  の形式。
回復 (かいふく, recovery) コンピュータシステムの異常を修復して正常な状態  に戻すこと。ただし異常の状態によっては完全に正常にすることはできない場合  もある。一般には昔の状態をどこかに記録しておいて、それに戻すという手法を  取ることが多い。
回復可能なエラー (recoverable error) システムを再起動しなくても回復  できるエラー。
回復不能なエラー (unrecoverable error) システムを再起動しないと正常な  状態に戻せないエラー。
外部コマンド (がいぶこまんど,external command) OSが内蔵していないコマンド。  そのコマンドを実行するためのプログラムが独立しているものをいう。  MSDOSでいえば、fc などは外部コマンドで fc.exe というファイルがあるが  copyなどは内部コマンドであり、copy.exe などといったファイルは無い。