位相変調 (いそうへんちょう, phase modulation) 波動の位相の変化に 
 よって情報を伝える方法。 
  
 波動は Asin(φ)の形で表すことができ、このA(振幅)を変化させて 
 情報を伝えるのが振幅変調(AM), φを変化させるのが位相変調(PM) 
 および周波数変調(FM)である。 
  
 振幅変調(AM)の場合は搬送波の波形は変わらず揺れの大きさが刻々と変化 
 する。これに対して位相変調(PM)・周波数変調(FM)では揺れの大きさは 
 変わらずに波の詰まり具合が変化する。従って波形を適当な装置で見た 
 時の形は、PMとFMはそっくりである。 
  
 位相と周波数の間にはφ=2πft + k (kは定数) の関係があるが、位相 
 変調と周波数変調の違いは、位相変調ではφを情報信号の大きさに比例 
 させるのに対して、周波数変調では f を情報信号の大きさに比例させる。 
 従って、位相変調されたデータは位相を直接読めば良いが、周波数変調 
 では位相を時間で微分して情報を得ることになる。回路自体は似たような 
 もので良い。 
 位相変調には、位相の絶対値で情報を表す方法と、相対値(差分)で情報を 
 表す方法がある。2値のデジタルデータを0とπで伝達するPSK, π/2単位 
 にして2bit一度に伝達するQPSKなどは前者、V.22モデムで使用されて 
 いたDPSKなどは後者の方式。 

(いた, board) BBS(掲示板システム)でひとつのジャンルのテーマの  会議室(MES,Room(部屋),スレッドなどともいう)を集めたグループ  のこと。大規模なBBSではシステム内に多数の板があり、各板に多数の  会議室があって、各会議室で多数の話題の列(コメントチェーン)がある  という構造になっている。    @niftyやCompServeのフォーラム, PCVANSIGなどに相当する。  ffortune.netでは部屋が多数集まっているということでハウスと呼んで  いる。「板」ということばは主として2chで発達したことば。2chの場合  ひとつのサーバーに多数の板が設置される。ffortune.netの場合はハウス  の上に更にハウスが多数集まったタウンという単位もある。
(いた, board) コンピュータのプリント基板の俗称。  数cm〜数十cm程度の大きさの板状のプラスチックの上に、多数のICを設置し  配線したものである。板内の信号伝達はケーブルではなく板自体に銅などで  印刷された線を通して行われる。  →プリント基板
板村健 (いたむらけん) たぶん坂村健(さかむらけん)の誤読/誤記。同項参照。  この人の名前はTRONを提唱した1984年当時から非常によく板村と誤読され  また(雑誌などでも)ミスプリントされることが多かった。あまりにも誤読・  誤記されて、どっちが本当であったか分からなくなっている人も多い。  WWWサイトや掲示板でも板村という表記をひじょうに良く見る。
イタリック (italic) 斜体。文字の書体の一種。縦画を斜めにしたもの。  イタリックはフォントの種類ではなく、各フォントごとに通常の書体(plain)  を変形して作ることができる。同様の変形書体として、ボールド(bold,太字),  アウトライン(outline,縁取り)などがある。またイタリックはこれらと組合せ  ることもできる。
イタリック体 =イタリック
一意名 (identifier) プログラム上で、そのように書けば何を指しているか  が明確に分かる書き方をいう。主に構造体を多用するCOBOLの用語。  たとえば JBA OCCURS 20 などと定義されている時に単にJBA と書いても  20個あるJBAのどれを指すのか分からないが JBA(3)と書けば明確になる。また   01 WXTABLE     02 RYOKIN PIC 9(04)   01 SVTABLE     02 RYOKIN PIC 9(04)  などと定義されていた場合に、単に RYOKIN と書いてもどちらを指している  のか分からないが、RYOKIN OF WXTABLE と書けばハッキリする。    COBOLの一意名は一般には次のような形になる。    ABC OF XYZ (5) (7:8)  これは XYZ という構造体内のABC という項目の5番目の7バイト目から8バイト。    ABC(5) OF XYZ ではなく ABC OF XYZ (5) と書くというのが  他の言語からCOBOLに来たプログラマーには、とても気持ち悪く感じる。
一次キャッシュ (いちじきゃっしゅ, primary cache, L1-cache) 多段階になっている  キャッシュのうち、利用場所に近いほうのもの。最近ではCPUの  一次キャッシュはCPU内に内蔵されるのが普通。    →キャッシュ
一次群速度インターフェイス (いちじぐんそくど・いんたーふぇいす, primary rate interfase)  ISDNのINS1500で使用されていたインターフェイス。物理速度は1544kbpsで  1本のDチャンネルと23本(T1)または30本(E1)のBチャンネルで構成される。
一次電池 (primary battery) 充電のできない電池。充電できる蓄電池と  区別するために普通の充電できないものを一次電池、できるものを「二次電池」  と言い分けたもの。
一時ファイル (いちじふぁいる, temporary file) ソフトウェアが作業用に一時的に  使用するファイル。昔はソフトウェアの名前がたとえば soft なら   soft.tmp とか soft.$$$ などという名前を使用するのが流行ったが、  このような名前の付け方では、そのソフトを複数の人が同時に使用している  際に衝突してしまう危険がある。そこで最近ではOSに依頼して、タスク間で  重複しないような一意名をもらって使用することが多い。    一時ファイルは本来はソフトウェアが終了する際に自分で削除するが、  ソフトが異常終了したり、使用中にいきなり電源を切られた場合はそのまま  残ってしまう。この場合、 soft.tmp soft.$$$ のような名前の場合は次に  そのソフトを起動した時に自動的に削除されるが、OSから一意名をもらっ  て付けたファイル名はソフトも消しようがなく、ずっと残ったままになる  こともある。    このようなファイルは利用者が自分で消す以外に方法がないが、ほとんどの  利用者は、そのファイルを消して良いかどうか分からないし、またそもそも  そのファイルをどのソフトが作ったのかも分からない。かくして、この手の  ファイルはディスク上に永遠に無駄なスペースを取り続ける。    きちんとディスクのバックアップを取っているのであれば、半年程度以上  タイムスタンプが更新されていない一時ファイルは概ね消しても大丈夫で  ある。但し運が悪ければ一時ファイルと誤認して重要なファイルを消して  しまい、OSを再インストールする羽目になる場合もありうる。  なおしばしば一時ファイルをそもそも消す気のないソフトウェアも存在する。  これは手抜きでそうなっている場合と、システム上の必要性から終了時に  すぐ消してしまうことが利用者の不利益になるため残しているものとがある。    →SPOOL