一方向関数 (いちほうこうかんすう, one way function)  
 その関数自体の計算は簡単だが、逆関数を見つけるのが困難な関数。 
 (逆関数自体は存在しなければならない) 
  
 RSAなどの暗号技術で使用されている。落とし戸関数とも。 

位置決め時間 (いちぎめじかん, seek time) =シーク時間
位置情報 (いちじょうほう, Position Information) 携帯電話やPHSが  現在どこにあるのかを緯度経度で表したもの。この取得方法にはいくつかの  方法がある。   (1)GPS衛星により位置を獲得したもの (精度は数メートル)   (2)基地局との位置関係から獲得したもの(精度は数百メートル)   (3)近くの基地の位置で代用したもの(精度は数キロメートル)   GPS機能を搭載していない携帯電話では当然(1)は使用できない。   普通は(2)が使用されるが、極めて電波の状態が悪い場合は(3)しか   得られないこともある。なお実際には上記の中間の折衷的な情報取得   がおこなわれる場合もある。なお得られる緯度経度はauの場合は   gpsOne,簡易位置情報ともにWGS84の世界測地系、DoCoMoの場合は   旧日本測地系が使用されているが、両者は約400mほどずれるので注意   すること。(そもそもgpsを使用していない場合は誤差が数百mあるが)    →GPS,gpsOne,簡易位置情報,オープンiエリア
一括検索 (いっかつけんさく, search all) 特定の条件を満たす文字列やデータ  を大量の文書の中から、あるいはデータベースから探し出し、一覧表示する  こと。しばしば一括置換する前の事前調査におこなわれる。またプログラム  を修正する時に、影響のある場所を探すのにも使用したりする。  検索は直接文字列や値を指定したり、正規表現を指定したり値の範囲や相互  関係を指定したりする。正規表現については同項参照。また相互関係の場合  a11 > a12 + 10 などのように指定したり更にこれらにor,andなどを指定して  複雑な条件を指定する場合もある。データベースの検索はしばしばSQLや  そのデータベースが用意しているSQLもどきのインターフェイスを利用する。  →一括置換
一括処理 (いっかつしょり, do en bloc) 大量のデータをまとめておいて一度に  処理すること。またバッチ処理(batch process)の訳語として使用される  場合もあるが、誤解を招く危険もあるので避けた方がよい。  →バッチ
一括置換 (いっかつちかん, replace all) ひとつの文書やデータベースの中の  特定の文字列を一度にまとめて置換すること。また特定のディレクトリ内の  全てのファイルについて同時に処理する場合もある。    置換の方法は直接文字列を指定する場合と正規表現を使用する場合  とがある。またデータベースの場合は、置換する際に演算を掛ける場合も  ある。(たとえば x → x+20 のような置換をする)  一括置換をした場合、その置換のログが表示されるソフトが多いので、  ログを確認して、余計な置換(副作用)が起きていないか確かめるのが  安全である。たとえば anger を angel に一括置換したつもりが danger  まで dangel になってしまっていた、などというのはよくある事故である。  (この場合は今度は dangel を danger に一括置換すればよい。こういう  のを最初から覚悟で何段階かで置換するのもよく行われるテクニック)    →検索
一括変換 (いっかつへんかん, transform at once) 日本語入力システムで  ひとつの文程度の長さをまとめて一度に変換する方式。  日本語入力システムがまだTSS以前のバッチシステムで動作していた頃は  日本語変換は当然一括変換であった(誤変換されたデータは追加の紙テープ  で訂正を掛ける)。    しかしその後CRTを採用した対面式の日本語入力システムが生まれると、  端末側のCPUパワーの無さから、初期の段階では単漢字変換,やがて熟語変換、  文節変換、連文節変換と発展してきて1995年頃にやっと対面式でも文章の  一括変換ができるようになって最初の方式が復活した。  2003年現在の一括変換の精度はATOKなどではひじょうに高く、普通の文章  の変換ではほとんど間違わない。しかし専門用語を多く含む文章や特殊な人名  の多い文章では間違うこともあるし、漢字の使い方や送りがなにこだわりを  持つ文筆家などは一括変換された内容に不満を持つ人も多い。そのため、  そういった人たちは一括変換を利用せず、連文節程度で区切りながら変換して  は自分の好みと違う変換をされた所を戻って修正しているのが現状である。
一貫性 (いっかんせい, consistency) システムの設計思想が統一されている  こと。1990年前後までのシステムにはかなりひどいものがあった。同じこと  をあらわすのにプログラムごとに別の用語が使用されていたり、あるプログ  ラムでは最後のパラメータを入力した後に、確認キーを押して実行が始まる  のに別のプログラムでは確認がなくて最後のパラメータを入れるといきなり  処理が始まるとか、またひどいものでは、同じシステムの中で、あるプログ  ラムはリターンを押すとOKの意味なのに別のプログラムではリターンは中止  の意味でF1キーでOKになっているなどといったものである。  当時は一部の設計思想のリーダーの中には「最もよく選択するものを簡単に  入力出来るようにすべき」と主張する人もあったため、それを守ろうとすると  一貫性は崩れてしまっていた。    また各システムの中で一貫性ができていても、別のソフトメーカーのソフト  では操作がまるで違うことは普通で、似たようなソフトを複数使っている人  は頭の中がひじょうに混乱していた。このようなことはしばしば重大な操作  ミスにつながっていた。    しかし1990年頃以降はWindowsやMacintoshのシステムで、標準部品を組立てて  プログラムを作る方式が普及したこと、Inside Macintoshの思想が正しいもの  とする認識が特に(当時の)30代以下のプログラマに広まったことから、混乱を  招くような変なシステムは姿を消し、またソフトメーカーが異なってもだいたい  似たような操作でアプリケーションを使用することができるようになった。    このことがパソコンを専門家以外の一般の人でも楽に使えるようになるのに  大きな貢献をした。
一貫性 (いっかんせい, consistency) システムの処理に矛盾が生じてないか  検査をすること。単純な話、表計算ソフトで縦計の合計と横計の合計が一致  してくれないのはとても困る。しかし経理システムなどで複数の経路を通って  集計されたデータが食い違ってしまうことはしばしばある。  1980年代頃までのシステムではこのような一貫性をチェックする以前に、  複数の経路でデータを流すこと自体が行われず、誤りに誰も気付かないという  事故がしばしば起きていた。そのため1990年前後から監査法人などから一貫性  をチェックするシステムにすべきだという声があがって、複数の経路に分けた  処理などが導入されるようになった。    経路の違いで差異が生じるのは、入力したデータにそもそも誤りがある場合  (たとえば入荷日が出荷日より後になっていたりなど)がほとんどであり、  多くの場合は入力する時点で入力プログラムが弾くのだが、システム設計者  が思いもよらなかったような事態が発生していたり、システムの運用ガイド  ラインに違反した運用が行われていたような場合、またシステムに障害が発生  したあとの復旧ミスなどで、そのような異常が起きる場合もある。