カーボン (carbon) 炭素。また事務書類の複写に使用するカーボン紙のこと。 

カーボンコピー (carbon copy) メールで同じ内容のメールを他の人にも  同時配送すること。    現在普及しているインターネット上のメールでは、メールヘッダーに  CC:(メールアドレスの列)  と書くと、宛先以外に、そこに指定したアドレスにも、同じメールが  送られる。    似たようなのに BCC: というヘッダーがあるが、CC: と BCC: の違いは  このヘッダーが送付先にも送られるかどうかの違いである。    CC:の場合は残るので、送った相手に「この人にも同時配送しています」  というのを明確に伝えられる。    これに対してそれをプライバシーの問題などで見せたくない場合は  BCC: を使わなければならない。    なお昔のニフティのメールではTO:の所に宛先を並べただけでは  現在のインターネットメールのBCCのように同時に誰に送られている  かが非表示であったが、CC: というのを書いておくと「同時配信者」  というのがメールの最後に表示されていたので、オフ会の出席者間の  連絡や、フォーラムのスタッフ間の連絡などに使用されていた。    →CC,BCC
カーボン・ナノチューブ (carbon nano tube) 略してCNT。  ナノメートル(nm)スケールの炭素製のチューブ。「21世紀の夢の素材」と  言ってもよいほどの、注目を集めている新素材である。    1991年に日本電気の飯島澄男が偶然発見したもので、炭素原子数個〜十数個  で一周ができている細い円筒状の炭素結合体。この円筒の直径と炭素配列の  ねじれ具合により、銀より伝導率の高い良伝体にも、また半導体にも変身する。  これを使用すると(原理的には)現在のシリコン製ICチップよりずっと小型の  ICを製造することができるため、次世代のIC材料として非常に注目度が高い。  (実際に工業レベルで製造できるようになるのはおそらく10年後)    また電気ケーブルの素材としても細くて容量の大きなケーブルを作れるため  20年後のコンピュータの内部はカーボンナノチューブだらけになっている  可能性もある。    それ以外にも、内部に物質を取り込み蓄える能力があるため燃料電池の  水素を蓄えるための素材としても注目されているし、軽くて丈夫な繊維な  ので建材や航空機・自動車の素材などとしても注目されている(アルミニ  ウムの半分の軽さで鋼鉄の20倍の強さとされる)。またCNTに電圧を掛ける  と電子を放出するため超薄型のディスプレイを作れるのではないかとも  言われている。    つまりこのCNTというのはトランジスタの発明以来のビッグな新規技術  ではないかと、年々評価が高まっているのである。  基本的にカーボン環で作られた層が一重のものをSWNT(Single Wall Nanotube)、  多重層のものをMWNT(Multi Wall Nanotube)という。特に二層のものはDWNT  (Double Wall Nanotube)ともいう。また金属的な電気導性を示すものをm-CNT,  半導体的な電気導性を示すものをs-CNTという。    他に下記のようなものもある。    ・ナノホーン (nanohorn) 円錐状の先端を多数持つ、ウニのような形の   グラファイト構造体。現状ではナノチューブより簡単に作ることが   でき、物質を取り込む力が強いので、燃料電池やガス吸着素材などと   して期待されている。     ・ナノトーラス (nanotorus) ドーナツ状のグラファイト構造。    磁気的に興味深い特性が出ているもよう。  →フラーレン,アモルファス・カーボン・ナノチューブ
カーボン・ナノチューブFET (Carbon Nanotube FET)   カーボン・ナノチューブをチャンネルとして使用したFET。    半導体の性質を示すカーボン・ナノチューブ(s-CNT)を材料に使って  トランジスタを作ることができる。この場合、通常のCNTはp型半導体  としての属性を示すが、真空下で加熱したりあるいはKaガスの噴射など  によりn型半導体に変えることができる。そこで回路設計図に従って  s-CNTを配置した上で、p型のままに残したい所だけマスキングして  Kaガスを噴射すればp型CNTとn型CNTが並んで素子を作ることができる。    ただこれだけの微細加工技術を安定した工業技術として確立するには  まだまだ時間がかかるものと思われる。またCNTのナノ世界と通常の  電子配線のマクロ世界との橋渡し部分をどう作るかなど課題はまだ多い。
カーボン・ナノチューブ・ディスプレイ (Carbon Nanotube Display)  カーボン・ナノチューブ(CNT)を電子銃として使用したFED。  CNT-FED または NED (Nano Emission Display) ともいう。    CNTの端はフラーレンの半球状に閉じているが、その半球面の中には  必ず5員環が6個ある(通常CNTの壁は炭素の6員環でできている)。  そしてCNTを電場の中に置くとこの5員環の所から電子が放出される  のである。これを電子銃としてFED(電界放出ディスプレイ)を作る  と、今までの薄型テレビの常識を遙かに越える超薄型ディスプレイを  制作することができる。また消費電力も従来のテレビに比べて  かなり小さくなることが予想される。    モトローラやサムスンが既に試作品を発表している。
紙送り (かみおくり, paper feed) プリンタで用紙を縦に移動させる装置。
紙テープ (かみてーぷ, paper tape) テープ状の紙に穴を開けて情報を  記録するもの。1970年代頃までは、コンピュータの重要な記録媒体だった。  1列に5〜8個の穴を開けてデータを記録していた。当時の技術者の中には  紙テープの穴を見ながら内容を読んだりする人たちもいた。    紙テープの利点は安価で巻いてコンパクトにファイルを収納できること、  入出力双方に使えることなどであるが、途中の一部の情報を修正しよう  とすると面倒だったし、また持ち運んでいる最中に真ん中を落として  しまうと、再度巻くのがたいへんであった。    磁気方式の記録媒体が普及した1980年代でも、工場やパチンコ店などで  使われ続けていた。