カラー深度 (color depth) 色を何ビットで表現するかを表したもの。 
 カラー深度が深い(大きい)ほど、細やかな色まで表現することができる。 
  
 カラー深度は基本的にインデックスカラーとダイレクトカラーに 
 分けられる。 
 ■インデックスカラー 
  例えば4096色の中から16色とか65536色の中から256色とかを使用できるもの。 
  どういう色を使用するかを指定するテーブルをカラー・パレットという。 
  ファイル形式ではPNGGIFなどでインデックスカラーが利用できる。 
   
  だいたい1980年代後半から1990年代初期のディスプレイやプリンタで多く 
  見られた。同時に表示できる色数により次のように呼ばれる。 
  2ビットカラー 4色 CGAなど。 
  4ビットカラー 16色 PC9801VGAなど 
  6ビットカラー 64色 Amigaのマシンなどで見られた 
  8ビットカラー 256色 初期のカラーマックなど 
  12ビットカラー 4096色 一部の高性能マシンで見られた 
   
  ※PC9801は16色の論理スクリーンを2枚持っていたので、その2枚を高速に 
   切り替えて表示することで、実質的に200色程度の色を表示することが 
   可能であり、一部の画像表示ソフトなどで利用されていた。 
   
 ■ダイレクトカラー 
  画像の各ビットに直接色の値を指定するものであり写真などの表示に 
  適している。インデックスカラーと違いカラー・パレットを必要としない 
  が、その分画像のデータサイズは巨大になる。 
  ファイル形式ではPNGJPEGなどでダイレクトカラーが利用できる。 
   
  16ビットカラー RGB各色素を5ビットで表すもので32768色が表現できるが 
      Gだけ6ビットにして65586色を表現する方式もある。これは緑に 
      対する感覚が人間の目ではいちばん細かいからである。 
      High Color ともいう。 
   
  24ビットカラー RGB各色素を8ビットで表すもので16,777,216色(1600万色) 
      が表現できる。True Color という。 
   
  32ビットカラー RGB各色素を10ビットで表すもので1,073,741,824色(10億色) 
      が表現できる。残り2ビットは使用しない。 
      ただ24bitカラーにαチャンネルなどのデータを付加して32ビット 
      にしたシステムも存在する。 
   
  36ビットカラー RGB各色素を12ビットで表すもので68,719,476,736色(680億色) 
      が表現できる。最近のグラフィックソフトでは内部的に36ビット 
      または48ビットで処理しているものもある。 
   
  48ビットカラー RGB各色素を16ビットで表すもので281,474,976,710,656色 
      (280兆色)が表現できる。 
   
  浮動小数点カラー RGB各色素を整数ではなく浮動小数点数で表したもの。 
      整数形式のものに比べて極端に濃淡に差異がある画像を劣化させる 
      ことなく表現することができる。各色素を倍精度(32bit)浮動小数点数 
      で表すのが基本であるが half といって単精度(16bit)浮動小数点数 
      で表す簡易方式も存在する。 

カラーサークル (color circle) 様々な色を円状に配置した図形。    基本的には一定の明度を持つ色を全て配置したもので、中心からの方位が色相、  中心からの距離が彩度(中心が彩度0で外周が彩度100)に相当する。  カラーピッカーで使用される。    明度は別途レバーなどでサークル自体の明度を変更できるようになっているか、  カラーサークル自体は常に明度100で、サークル上で色相・彩度を選択した時に  表示されるバーから好きな明度の色を選択する。(明度100がまぶしすぎると  して敢えて表示上のみ実際には80程度で表示する場合もある)    これを三次元化して円柱や円錐にして、高さのファクターで明度を表す方式の  ものもあるが操作性については微妙である。    →カラーホイール
カラーセパレーション →色分解
カラーチャート (color chart) 色の見本を並べたもの。例えば64色のカラーチャート  とは、色を64種類並べてその中から選択したりするものである。
カラー・ドット・コード (color dot code) 2次元バーコードの一種で  現在普及しているQRコードをカラー化したようなもの。  4色のドットを使用し、より狭い面積に大量のデータを記録することができる。
カラーバースト信号 (color burst signal) テレビ画像の伝送で使用する色の  同期信号。一般に横1列分の映像信号のあとの水平帰線時間のあいだに、  水平同期信号に続いて挿入される。NTSCでは3.579545MHzの正弦波である。
カラーバランス (color balance) 色調調整。  画像や画面の色合いを調整すること。RGBの各色素の強度を調整して  画像や画面を本来の色に近づける。ただし芸術的な表現としてわざと  これを崩した画像を作ることもある。
カラー・パレット (color palette) インデックスカラーにおいて、  どんな色をその画像で使用するかを定義する対応表。  たとえば65536色中の256色が使用できる場合、16bitの色指定が256個  並んだものである。    またインデックスカラー・フルカラーに限らずカラーピッカーの  ことをカラーパレットと呼ぶ流儀もある。    →カラー深度
カラーピッカー (color picker) 様々な色から自分の使いたい色を選択する機能。  ソフトによってはカラーパレットと呼ぶ場合もある。  多くのソフトに様々な形式のカラーピッカーが装備されており、だいたいRGBの  各色素8bit(00-FF)に対応し24bitカラーの中から選択できるものが主流である。  ビジュアルに選択する方式と数値で指定する方式の両方が使えて、数値指定の  場合はRGBで指定する方法とHSVまたはHLSで指定する方法の両方が使える  ことが多い。    ■カラーサークル形式   HSVに準拠し、同じ明度の色をカラーサークル上に2次元に配置する。   カラーサークルでは中心部に彩度0の色(灰色)、外周に彩度100の色(純色)   が並んでおり、サークル内でクリックすることで隣にある棒状のエリア   にその色相・彩度の色が明度0から100まで表示されるので、そこで   クリックして色を選択する。      あるいはカラーサークル自体の明度を横のレバーで調整する方式のもの   もある。      カラーサークルの良い所は補色がちょうど円の反対側にあるのと赤の付近   が泣き別れしていないことである。    ■Photoshop方式   HSVに準拠し、色相を選択する棒状のエリアと、明度彩度を選択する四角形   が表示されている。色相を選択してから、使いたい色の明度彩度を選択すれ   ばよい。色相のバーは固定であり、色相を選ぶことで左側の四角形に表示   される色が変化する。   GIMPもこの方式である。    ■Paint方式   HLSに準拠し、左側の四角形で色相と彩度を選択し、右側の棒状のエリア   で明度を選択する。左側の四角形のエリアは固定で、そちらのクリック   により、右側の明度バーに表示される色が変化する。