エミュレーション (emulation) 別のシステムの真似をすること。 
 一般的に何かの真似をすることはシミュレーションというのであるが、 
 以前はそれをICに焼き付けたマイクロプログラミングでしているものを 
 特にエミュレーションと言い分けていた。 
  
 しかし1980年代頃からは、他のシステムとのインターフェイスの部分だけ 
 を真似するものをエミュレーションといい、処理の内容そのものを真似する 
 ものをシミュレーションと言い分ける傾向が強くなった。 
 シミュレーションゲームや電子風洞実験などはシミュレーションである。 
  
 よく行われるエミュレーションとしては、ホストコンピュータの専用端末の 
 動作をパソコンのソフトで真似るものでこれは特にエミュレータと呼ばれ 
 る。基本的には、ホストコンピュータとのデータのやりとり、および画面等 
 の入出力部分を真似している。 
  
 また現在パソコンのCPUではインテルのx86系のCPUが事実上の標準となっ 
 ているため、AMDTransmetaなどでは、それをエミュレートする機能を 
 持つCPUを販売しており、パソコン制作者やソフト開発者が、インテル製で 
 あろうとAMD製であろうと気にせず、利用できる環境になっている。これら 
 のCPUではX86用の命令を自CPUの命令に翻訳する機構が付属しているのである。 
  
 またエミュレーションは自社の古い世代のマシンやOSをサポートするために 
 行う場合もある。インテルのX86系のCPU自体が常に前の世代のものをエミュ 
 レートする機能を持たせつつ発展してきているし、WindowsでもMSDOSを 
 エミュレートする機能がある。またMacintoshでも、このマシンのCPUが 
 モトローラの68系のものからIBM系のPowerPCに切り替えられた時、以前の 
 68系用に作られたソフトがPowerPCでも動くように、エミュレーションする 
 機能をOS自体に持たせていた。 
 他にもエプソンが日本電気のPC9801のエミュレーションをするパソコンを 
 発売したことがあるし、Macintosh上でWindowsをエミュレーションして 
 Windows用のソフトを使えるようにするキットも販売されている。また最近 
 話題のSoftEtherではイーサカード自体をソフトウェアでエミュレーション 
 している。 
 →シミュレーション,Virtual_PC

エミュレーションモード (emulation mode) CPUOSなどが他のシステム  をエミュレーションして動いている状態。たとえば、PowerPC68系の  CPUをエミュレーションしたり、WindowsXPWindows98系OSをエミュレー  ションしたりするような状況である。これ以外にも、プリンタでプロッタを  エミュレーションするモードを持っているものは良くある。また1980年代には  多くのメーカーのプリンタがPC-PR201ESC/Pのエミュレーションモード  を持っていた。    基本的に過去のソフト資産を生かしたり、また高価な機器の代替をするため  におこなわれるもので、これに対して、そのシステム本来用の命令体系で  動作している状態をネイティブモードという。
エミュレータ (emulator) 別のコンピュータの真似が出来るソフト。主として  他社のホストの端末を装ってそのマシンに接続するソフトを言う。例えば  VT-100エミュレータと言えばVAX社の端末手順VT-100の制御で同社の  ミニコン等に接続するソフトである。ただしこの手順がシンプルで明快  なので、実際には多くのマシンにVT-100の手順で接続できていた。  パソコン通信のホストに接続する時や、インターネットのサーバーに  TELNETで接続する時に、この手順はよく使用される。  またIBMの3270端末をエミュレーションする3270エミュレータも多かった。  1980年代に大型コンピュータを遠隔地の端末から操作するという場合、  たいていパソコンに3270エミュレータを入れたものが利用されていた。  →エミュレーション
エミュレート →エミュレーション
エム (em) 欧文の(大文字の)Mの字の大きさ。縦と横の幅が等しいので、文字  の大きさの単位としてよく使用される。特にスタイルシートでも文字の  サイズやマージンなどを指定する時に em を使う人は多い。これをインチで  指定してしまうと、文字自体の大きさを見ている人が自分で変えてしまった  時にレイアウトが破綻することがよくあるためである。emで指定しておけば、  文字が大きくなれば行間などもそれにあわせて大きくできるので、見やすさ  が保たれるのである。    →エン,エックスハイト
エモーションエンジン →Emotion Engine
エモティコン (emoticon) フェイスマークのこと。
エラー (error) 誤差。特にコンピュータの計算誤差のこと。
エラー (error) 障害。特に記録媒体の異常をいう。
エラー (error) コンピュータの動作が異常の検出により停止すること。    ハードウェア上のエラーが発生した場合は、そのハードウェアを管理して  いるソフトウェア(ドライバなど)が検出して、上位のソフトに報告する。  これは機器自体の異常のほか、プリンタの用紙切れやジャム、記録装置の  媒体異常や未セット、電源のオフ、などである。    ソフトウェアの内部で自己チェックにより異常を検出したり、下位の  ソフトウェアからエラーが報告された場合は、自分で処理できる場合は適切  な処理をおこない、処理できない場合は更に上位のソフトに報告する。    最上位のソフトウェア(アプリケーション)が自分で処理できないエラーは  そのコンピュータシステムを操作している人に報告され、人間が判断をする  ことになる。そしてその人が判断できない人場合は、そのエラーの対処につ  いて知っていそうな人に連絡して判断を仰いだりする!    ここまでの過程を通る前に、システム自体がダウンしてしまいリセット  が掛かってしまうこともある。  →アラート,入力エラー,キャッチ
エラーコード (error code) エラーが発生した時にその内容を示す番号。  →エラーメッセージ
エラスティック・コンタクト (elastic contact) キーボードのキーのスイッチ  の作り方の一種。押すとベチャッといった感じの音がする。ノートパソコン  などで使用されている。  →メカニカル・コンタクト
エラッタ (errata) CPUの構造的欠陥のこと。古い時代には特定の組み合わせ  の命令でCPUが暴走してしまうようなケースもあったようである。近年になって  からでは、Pentiumの除算命令が特定の数のわり算で誤った値を返してしまう  というとんでもないバグがあったことがある。
エラー訂正 (-ていせい, error correction) エラーを主として自動的に訂正  すること。一般にディスクなどからデータを読みとる時や、通信データを受信  した時などにおこなわれる。これらのデータには元々冗長性を持たせている  ので、数ビット程度誤っていても何とかなる。また通信で、そこにあるデータ  だけでは情報が不足する場合は、再送を要求する場合もある。