インターネット (Internet) 世界中のコンピュータや電子機器を結びつける 
 代表的なネットワーク。最近では単に「ネット」と言う人が多くなった。 
 なお英語で書く場合 I は大文字にすることが多い。 
 インターネットに参加するための基本プロトコルはTCP/IPが主であるが、 
 インターネットは基本プロトコルはあまり問わない。極端な話、データを 
 文書に印刷して飛脚で運んでいようと、トナカイがそりで運んでいようと 
 構わない、というのが昔から言われてきたことである。最近では携帯電話 
 からの参加も大きな勢力となってきた。 
  
 基本的にはメールの往復ができればネットに参加していると考えられるし、 
 WWWの閲覧ができれば、ネットを通してかなりの情報を得ることができる。 
 このメールとWWWが現在のインターネットの主たるサービスであるが、イン 
 ターネット上のサービスとしては他にFTP, ニュースなどもある。以前は 
 gopherも使われていたが、WWW上の検索の能力が高くなりgopherはあまり 
 使われなくなっている。また最近はニュースより、メールのサービスを利用 
 したメイリングリストを使うことが多くなってきた。 
 インターネットの利用者数はNUA( http://www.nua.ie )の統計では2002年9月 
 現在、世界で6億人とされるが、接続端末数はもっと多いであろう。 
  
 インターネットに関する詳しいことについてはインターネットの歴史、 
 インターネットのサービスインターネットの接続方法ほか、それ以下の 
 各項目を参照されたい。 

インターネットのサービス (services on Internet)  インターネット上のサービスとしては初期の頃はメール,ニュース,WWW,  FTP,Gopherなどが主とされたが、現在Gopherはあまり使われなくなって  きた。またニュースも利用者は増えておらず代わりにメイリングリスト  を使用する人たちが多くなってきた。また最近ではインターネット電話の  利用者が急増している。
インターネットの接続方法 (how to access Internet) 2003年現在の日本に  おけるインターネットの接続方法としては、専用線接続,常時接続,  ダイヤルアップ,の3種類と、携帯電話のネット接続とがある。    専用線接続は企業や学校,研究機関などで主に利用されるもので一般に高価  である。自社内にサーバーを立てたい場合はこれを利用するしかない。    常時接続では光ファイバ,CATV,ADSLといったブロードバンドと  Flets ISDNのようなナローバンドに分けられる。    ダイヤルアップの場合は一般にはプロバイダが全国各地に用意している  アクセスポイントと呼ばれる電話番号に電話を掛け、そこに接続されて  いるモデムを通してネットに入る。    携帯電話やPHSを使用してインターネットに入る場合、携帯電話そのものの  機能としてiモード,EzWeb,JSkyなどのサービスがあるほか、パソコン  などの機器からネットに入るための媒介として携帯電話やPHSを使うことも  できる。この場合、固定電話と同様に通常のプロバイダのアクセスポイント  に電話して利用する方法もあるが、最近ではむしろAirH",@FreeDのよう  なPHSの定額接続サービスを利用する人や、そこまでの使用頻度が無い場合は  auのPacketOneのような高速パケット通信を利用する人が多い。以前は  PHSからPIAFSで接続する人も多かった。    最近急速に発達して来ているのは無線を利用したブロードバンドである。  システムKやスピードネットのように無線による高速接続を提供する  プロバイダが登場する一方で、各地にホットスポットが急増し、現在、  街中はIPの電波で満ちあふれている。また企業向けにFWAのような  高速無線接続サービスも利用されている。また家庭内でもLANの配線を  無線化する人たちが増えている。
インターネットの歴史 (history of Internet)  インターネットは元々は冷戦時代のアメリカで軍事目的で考案されたもので  ある。1950年代までのコンピュータシステムではひとつのホストに多数の端末  がつながる形式なので万一ソ連と戦争になった時に中核のコンピュータセンタ  を攻撃されると全ての機能が麻痺してしまう。そこで1957年にソ連が人工衛星  の打ち上げに成功したのを契機にARPAが組織され、そこで危機分散の仕組み  が研究されはじめた。    この研究では軍事関係・民間ともにいろいろなアイデアが出され1969年に  4箇所のコンピュータ(UCLA-LosAngels校, UCLA-SantaBarbara校, Utah大学,  Stanford研究所)を結んだARPANETが誕生する。一般にこのシステムを  インターネットのルーツとする考え方が定着している。これはアポロ11号が  初めて人類を月に連れて行った年でもある。    ARPANETは1971年までに約20箇所の接続に増え、1973年には大西洋を越えて  イギリスのマシンとも接続される。一方1976年にベル研究所がUUCPの考え方  を開発し、これによるネット接続が大学関係で普及し始めた。大学関係では  1981年にNSFがCSNETを立ち上げ、1983年にはこれがARPANETと相互接続され  ることとなった。ここでまさにネットは「インター」ネットに進化したので  ある。この頃までにネットの接続の基本はTCP/IPで行くことが固まった。  1986年には日本のJUNETもCSNETに接続される(WIDEの項目参照)。    ARPANET自体は1990年にサービスを終了するがその時点でもう世界各地の  TCP/IPネットワークはお互いに複線的に接続され、もう何が起きても大丈夫  なような強固なシステムになっていた。1992年には日本で最初の商用プロバ  イダであるIIJが発足。1994年にはそのIIJがダイヤルアップによるインター  ネット接続サービスを開始するとともに、ニフティがインターネットメール  とのメール交換を開始。この1994年にはNetscapeの誕生、W3Cの発足など  もあった。    1995年にはWindows95の登場により、誰でも簡単に自分のパソコンを  インターネットに接続する設定ができるようになり、ベッコアメなどの  低価格のプロバイダも登場しはじめた。雑誌などでHTMLの仕組みが解説  されたりして、この年が日本のインターネット文化黎明の年とも言えよう。    インターネットの利用者はその後どんどん増え続け、1998年頃からはそれまで  のパソコン通信に代わる新しいコミュニケーション手段として多くの人に  受け入れられるようになった。一方1996年末にサービスが開始されたNTTの  OCNエコノミーは当時としては高速な64Kbpsの常時接続環境で、とにかく  月額3万8000円で自分のホストが立てられるとして中小企業やネットの  ヘビーユーザーに大きく受け入れられた。    インターネットという通信手段の使われ方は電話料金の体系も変えていった。  パソコン通信が普及していった時期には1992年からテレジョーズという割引  サービスが利用できるようになっていたが、「黎明の年」1995年8月にはNTTが  深夜時間帯に限ってではあるが、それまでは考えられなかった定額料金で  回線が使用できるテレホーダイを開始した。更には1999年からはISDN回線  の利用者限定で、指定した電話番号への通話を完全に定額にするFlet's ISDN  が登場。インターネットは定額料金の時代に入った。    インターネット文化の初期にはとにかくお互いがつながっているということ  だけで充分なメリットがあったが、1988年にはそれまで軍事技術として使用が  制限されていた電子メールが一般の人にも開放されるようになり、1991年には  CERNWWWの仕組みとHTMLが開発され、これ以降のインターネットは  このふたつの技術を軸に展開していくこととなった。特に日本では1996年以降  個人がWWW上に自分のホームページを作ることが流行しはじめ、結果的に  WWWそのものをホームページと呼ぶ人たちが増えた。本来言葉の誤用だが、  現在ではもうその誤りを訂正しようとする人はいない。    個人がホームページ作りに熱心なのに対して企業や官庁の動きは重い。特に  多くの販売店を抱えているメーカーなどでは、販売店へのサービスを優先して  インターネット上にはほとんどまともな情報を流さない企業もある。しかし  2003年現在では、WWW上に自社のサイトを持っていない企業は信用されないよう  にまでなってきており、ネット化に消極的な企業も渋々見てくれだけは良いが  中身の無いサイトを作ったりしている。一方で近年、ネットを主体に活動する  企業が誕生してきた。IYバンク,ジャパンネットバンク,ソニーバンク,e-バンク  などといったネット銀行はその代表格である。現在は店舗型銀行でもネット  での取引ができない銀行は問題外になりつつあり、銀行の個人取引はATM主体  からネット主体に移行しはじめたと言って良い。    なお、ホームページは初期の頃は固定情報のみで構成されていたが、1996年頃  以降掲示板を運用するサイトが少しずつ増えてきた。元々はもらったお便り  を紹介するコーナーとして生まれた所が多いが、もらったメールをいちいち  HTMLに直してアップロードするのが大変なので直接書き込み内容がサイトに  掲示されるような仕組みを作った、というのが1996年頃の多くの個人サイトの  掲示板の状況であったが、1997年8月にティーカップがレンタル掲示板の  サービスを始め、同年9月にGeocitiesが日本でもサービスを開始した頃から  コミュニケーション目的で掲示板の運用を始める人が増えてきた。そして  1999年から2chが始まると、ここに会話を求めて多くの人が集まってきて  特に2000年5月のネオ麦茶事件以降、ここは日本最大の掲示板としての  地位を確立した。現在ではインターネットをする大きな目的のひとつが  掲示板へのアクセスであるという人は多い。