アドレス (address) 番地。この言葉は色々な文脈で使用される。 
 ここで説明するには、あまりあるので下記の各項目を参照のこと。 
 メモリーアドレス, メールアドレス, ディスクアドレス, 
 IPアドレス, MACアドレス 

アドレス解決プロトコル (Address Resolution Protocol) =ARP
アドレス空間 (アドレスくうかん, address space) メモリーのアドレス  が作る数理的な領域のこと。  一般に実アドレス空間と仮想アドレス空間とに区別される。    実アドレス空間とは物理的に存在しているメモリーの範囲のことで、  たとえば512MBのメモリーを搭載しているパソコンであれば、実アドレス空間  は512MBあることになる。    仮想アドレス空間とはそのコンピュータ上で動いているソフトウェアから  あるように見えるメモリ空間のことである。これは基本的にはOSと設定に  より定まるもので、32bitでアドレッシングするなら4GBのメモリ空間が  見えることになる。ただし見えるメモリーが全て使えるとは限らない。
アドレス指定方式 (アドレス指定方式, addressing mode)  コンピュータのCPUがデータの転送命令や演算命令などでメモリーのアドレス  を参照するための指定の仕方。    どこを見るかについては下記の3種類が代表的である。    直接アドレス (direct addressing) メモリ上の番地を直接指定するもの。    これにもその番地を何バイトで指定するかにより、スピードと命令語が    異なることが多い。    間接アドレス (indirect addressing) アドレスが書かれている番地を    指定する方式。表(table)を操作する時などに用いられる。    即値アドレス (immediate addressing) メモリの番地ではなく実際の値    書いてしまうもの。    番地自体の参照の仕方については下記の2種類が代表的である。    絶対アドレス (absolute addressing) 番地の絶対値を指定するもの。    相対アドレス (relative addressing) 特定のポインタレジスタの    中に書かれているメモリアドレスからの相対値で指定するもの。  これ以外に実アドレスと仮想アドレスの区別のことを言う場合もある。
アドレス指定方式 (アドレス指定方式, addressing mode)  ディスク(ハードディスク,FD,CD,DVDなど)のアドレスの指定の方法。  CHSアドレスとはシリンダ(cylinder), ヘッド(head), セクタ(sector)  の番号で指定するものである。昔はこれを直接指定していた。    LBA(Logical Block Address)とは全ての記憶ブロック(多くはセクタ)  に一連番号を付け、その番号で指定するものである。現在はこれが主流。  通常のソフトウェアの場合はCHSで指定するより楽だが、特定の媒体の特性  を利用した処理をしようとしたり、そのOSで元々サポートされていない  フォーマットの媒体を読み書きしたい時にはこれしかないと困る。
アドレス帳 (アドレスちょう, address book)   個人のパソコンで保持されているメールアドレスのデータベース。  元々は名前とメールアドレスの対照表であったが、最近では住所や  誕生日などまで記入できるようになっており、またメールアドレスや  電話番号も、自宅・携帯・会社などいくつか管理できるようになって  いることが多い。  Outlook Expressなどのメールソフトでは、返信する時に自動的に  記録されるようになっているため、いつの間にか不要なアドレスで  あふれていることもまた多い。
アドレスバス (address bus) メモリーのアドレスを指定するための  バス。これがたとえば24本しかなければCPUやOSが32bitで動いて  いても、2の24乗で16MBまでの物理メモリーしか扱えないことになる。
アドレス部 (アドレスぶ, address part) コンピュータの命令で  アドレスが書かれている部分。  →オペランド
アドレスマスク (address mask) IPアドレスをネットワーク部と  ホスト部に分けるための仕組み。    たとえばネットワーク部が24bitでホスト部が8bitのネットワーク  では、アドレスマスクは 255.255.255.0 と書かれる。    →IPアドレス
アドレス変換 (address translation)  各種のアドレスを相互変換すること。  主としてメモリの仮想アドレスと実アドレスの変換や、  相対アドレスと絶対アドレスの変換、またディスクの  CHSアドレスとLBAアドレスの変換、などをいう。  またMMU, NATについても参照のこと。
アドレス渡し (call by address) サブルーチンを呼び出す時に  引数のアドレスをスタックに積んで渡してやること。    COBOLFORTRANなどの古い言語ではこれが標準であった。  Cでは値渡しが標準になっている。    たとえば    a=3; b=5;    call sample(a,b);    -------------    sub sample(x,y) {      x = x + y;    }  などとなっていた場合、値渡しのCなどでは、サブルーチンには値だけが  渡されているのでExcelの「値のみ貼り付け」などと同様に、渡した先で  どんな操作をしても元々の変数には影響がないから上記でサブルーチンから  戻ってきた時の a の値は 3 のままである。しかしCOBOLなどはアドレス渡し  なので、上記ではサブルーチン内で副作用が発生し、サブルーチンから  戻ってきた時の a の値は 8 になっている。    →値渡し,参照渡し,ディスクリプタ渡し