アセンブラ (assembler) 機械語を文字記号で表現したもの(アセンブラ言語)。 
 また、それを機械語に変換するプログラム(アセンブラプログラム)。 
 コンピュータの命令は2進数でできているが、それをそのままあるいは 
 16進表記で書いても、よほどの人しか読むことができないため、たとえば  
 メモリからデータを演算装置に転送する命令が A6 である場合 LOAD と書き、 
 データを演算装置からメモリに転送する命令が 86 である場合 STORE と書き、 
 演算装置の値を1増やす命令が E8 なら INC と書くなどといったことを行う。 
 すると 
  A6 01 E8 86 01 
 などという16進数の並びを 
  LOAD $01 
  INC 
  STORE $01 
 などと書くことができて、これなら何をしているのか、そのマシンに詳しく 
 ない人にも、理解しやすいのである。 
  
 ここで LOAD, INC, STORE などと書いた命令を表す記号のことを 
 ニーモニック(mnemonic)という。 
  
 機械語はそのCPUごとに違うものであるが、ニーモニックにはある程度の 
 流通性があるため、ニーモニックを使用して書かれたアセンブラのソース 
 を他のCPU用に書き換えるのは比較的容易なことが多い。(概してBASICの 
 ソースプログラムを移植するよりはよっぽど楽) 
  
 なお初期のアセンブラは単純に機械語を1対1でニーモニックによる表現に 
 置き換えていたが、そのうちマクロ機能を持つようになり、事実上、 
 BASICなどの高級言語に近い書き方(例えば X=Y+Aなどと書いてしまう)が 
 できるようになっていった。 
  
 また元々マクロ機能のない開発環境でも、マクロを展開するプリプロセッサ 
 の作成は、言語処理に慣れたプログラマには容易なので、現代ではアセンブラ 
 による開発をする場合もだいたいマクロが使えると考えて良い。 
  
 ただアセンブラでのソフトウェア開発は、たとえマクロが利用できるとしても 
 そのCPUの特性を良く理解していないとできない上、アセンブラ独特のプログ 
 ラム・テクニックも多くあるので、PerlやJava、あるいはBASICやCOBOLなどに 
 よる開発しか経験のない人には、かなり辛いものとなるであろう。 

アセンブル (assemble) アセンブラ言語で書かれたプログラムソースを  機械語に翻訳すること。    通常はアセンブラにより自動的に翻訳することが可能であるが、目的のCPU  用のアセンブラが存在しない場合は、最初にまずアセンブラを書いて、  それを手作業でアセンブルして機械語に直すということも昔は行われた。  現代では、普通他のマシンでクロスアセンブラを作成して、それで  アセンブラ自体のアセンブルはおこなう。
アセンブリ言語 =アセンブラ
値渡し (あたいわたし, call by value) プログラムでサブルーチン  を呼び出す時の方法のひとつで、値を直接引数としてスタックに  積んで渡す方法。 サブルーチン側での副作用が無いので、初心者には  とても楽。CやPerlではこれが標準である。サブルーチンの呼び出し方法  には他に参照渡し、アドレス渡し、ディスクリプタ渡しなどの方法がある。  →サブルーチン
アタッチ (atach) 添付すること。  WikiやBBS,Blogなどで、書き込みをする時に画像ファイルなどを  付けて書き込む場合、その手のファイルをアタッチするという。  またメールで画像ファイルやアーカイブファイルなどを付加して送信  する場合も、アタッチするという。
アダプタ (adapter / adaptor) コンピュータの機能を拡張するために本体に  装着する各種の周辺機器のこと。製品として販売されているパソコンでは  元々装着されているものも多い。また一般に拡張されることを想定して  そのためのインターフェイスを作ってあり、多くのアダプタはそこに挿入  して使用する。  →PCI,PC_Card
アダプタ (adapter / adaptor) 各種のコンピュータ用ケーブルを相互接続  し何かの機能を実現する小型装置の総称。回線アダプタ、チャネルアダプタ、  ターミナルアダプタなど。  →ターミネータ
アタリ (Atari) 初期のコンピュータゲーム史に燦然たる輝きを持つ  アメリカのゲームメーカー。1972年に設立された。    創業者のNolan Bushnellは先行する各種のコンピュータゲームを参考に  1972年に自宅でゲーム専用機「ポン(pong)」を制作、これを販売する  ために同年Atariを設立した。なおpong自体はテニスゲームである。    Atariというのは囲碁用語である。囲碁は相手の石を囲って取るゲームで  あるが、あと1手で囲んでしまえるという状態を「アタリ」と言う(*1)。  つまりBushnellは、この会社のゲーム機でライバル会社の陣地をどんどん  ぶんどってやる、という意味でこの名前を付けたのである。この会社の  コンシューマ部門を担当する子会社はTengen という名前が付けられた。  これも囲碁用語。碁盤の真中の点を天元というのである。    同社のゲーム機はひじょうによく売れたがBushnellは1976年10月に同社  をWarner Communications (後のAOL Time-Warner)に2800万ドルで売却し  あっさりと経営から退いてしまった。    この1976年の7月にはAtariの社員だったSteve Jobsが新しいパソコンを  友人のSteve Wozniakと一緒に開発。Bushnellの所にこれを販売しないか  と企画を持ち込むが、Bushnellはもう辞めるつもりだったので代りに知人  を紹介。その知人がまた別の知人を紹介して、結局Jobsはスピンアウト  した上で紹介してもらったMike Markkulaの出資によりアップルを起業  した。Jobsは新しい会社の社名を決める時に自分が務めていたAtariより  電話帳で前に載るようにAppleという名前を考えたと言われる。    1982年、Atariのゲーム機はクリスマス商戦で大失敗。これが他のゲーム  メーカーにも波及してアメリカのゲーム業界は一気に冬の時代が到来した。  これをアタリショックという。この不況は任天堂のNES(1985)が登場  するまで続いた。    1983年Atariの経営権を持つWarnerは、業務用ビデオゲーム部門を別会社  Atari Games Corpとして分離した。    Atari Games Corpは、1994年に Time Warner Interactiveに社名変更。  1996年に Midway社に売却され、2001年にMidway Games Westに社名変更。  この会社は2003年2月に解散した。    一方の本体の方は1994年にアタリとしての最後のゲーム機Jaguarを出した  あと、1996年にハードディスクメーカーのJTSが買収。更に1998年には  おもちゃメーカーのHasbro Interactiveが買収し、2001年にはフランスの  InfogramesがHasbro自体を買収。2002年にInfogramesは同社のブランド名  をAtariにした。  (*1)囲碁は正確には石を取るゲームではなく陣地を取るゲームである    (日本ルールの場合)が、正確に書くと、囲碁を知らない人には冗長に    なるので、ここではこういう表現にしておく。