かな漢字変換ソフト かな漢字変換を行うソフト。 
 MSDOS時代はFEPと呼ばれていたが、Windows時代になってからはIME 
 と呼ばれる。MSDOS時代は、ATOK,松茸,刀,VJEなど多数のFEPが競って 
 いたが、2006年現在のWindows環境ではATOKとMS-IMEにほぼ絞られた。 
  
 なおMSDOS時代やその頃のMacintosh環境では特定のFEPを入れていないと 
 動作しないソフトも多かった。そのため利用者は使用したいソフトに 
 合わせてFEPを選択せねばならず、メモリの厳しい時代だったため、 
 複数のFEPをいちいちシステムを再起動して選択し直さなければならない 
 場合もあって、ひじょうに不便であった。 
  
  ATOK ジャストシステムが開発し、同社のワープロソフト一太郎 
      やお絵かきソフト「花子」に添付していたが、のちに単独でも 
      販売するようになった。 
      MSDOS時代から一貫して日本のトップセラーのかな漢字変換ソフト 
      である。昔はMacintoshでは利用できず、MSDOS+ATOK vs Mac+VJE 
      という時代もあったが、1990年代半ばにMac版が登場しどちらの 
      環境でも利用できるようになった。 
  
  松茸 管理工学研究所が開発したもの。同社のワープロソフト「松」や 
      データベース「桐」などに添付されていて、一太郎vs松がそのまま 
      ATOK vs 松茸となっていた。 
      Windows時代になってから伸び悩み、マイナーな存在となった。 
  
  VJE  バックスが開発したもの。他のかな漢字変換ソフトが何か別の 
      ソフトに添付されていたのに対しVJEは単独販売だったので、 
      ソフト開発者や文筆家・ネットワーカーなど、かな漢字変換ソフト 
      のみが欲しいユーザーに利用された。また早くからMSDOS,Macintosh, 
      OS/2, UNIX など多くの環境でリリースされたため、MSDOS(Windows)と 
      Macintoshの「両刀遣い」の人達が両方で同じ感覚で日本語が使える 
      として支持した。 
       
      しかしATOKのMacintosh版がリリースされ、逆にWindows環境で出遅れた 
      ことなどから1990年代後半に失速してしまった。2005年開発終了。 
  
    サムシンググッドが開発した。同社のデータベース「忍者」など 
      に添付されていた。 
       
  風  冨樫雅文が開発し、当初は演算星組から販売されていたが、現在は 
      冨樫のシェアウェアとなっている。正確に言うと「かな漢字変換」 
      とは言えない。超多段シフト入力とも。この独特の配列は冨樫が 
      1980年代にスーパーコンピュータを長時間走らせて見出したものである。 
       
  WX  エーアイソフトが開発した。MSDOS時代はマイナーだったが、 
      ネット上で利用者が参加した形での開発が進められ、Windows時代に 
      なってシェアを伸ばした。しかし2000年頃以降はATOKとMS-IMEの 
      争いの間に埋没している。 
       
  wnn  京都大学・慶應義塾大学・立石電機・アステックが共同開発した。 
      元々はUNIX環境のかな漢字変換ソフトだが、Windowsにも移植された。 
      熱狂的なファン層を持っているのが特徴である。 
  
  SweetJam A&Aが開発した。初期のMacintoshの英語環境で日本語 
      を使用できるという画期的なソフトであった。Macintoshの公式の 
      日本語OSが出てからは、利用者は少なくなった。 
  
  EG-Bridge エルゴソフトが開発した。同社のワープロEG-WORDなどに 
      添付された。Macintoshでは初期のベストセラーFEPである。一時期は 
      日本のMacintosh環境ではEG-Bridgeか、VJEかという時代もあった。 
      MSDOS版もあったがDOSマシンではマイナーな存在だった。 
  
  TurboBridge ブリッジが開発した。同社のMac用ワープロ「TurboWriter」 
      に添付されていた。 
  ことえり Appleが日本語System7と同時に提供したかな漢字変換ソフト。 
      リリース当初は変換率も悪く動作も遅く、速いキータッチを拾えないなど 
      きわめてひどいものでパワーユーザーのMac離れの一因ともなったが、 
      その後少しはまともになってきた。 
  NEC-AI NECPC9801に標準添付していたもの。あまり賢くはなかったが 
      オフコンで築いた技術の積み重ねもあり、それなりに使えた。以前は 
      NEC連文節変換などと呼ばれていた。またNEC-AIが出た当初は旧版と 
      両方が添付されていて好みで使ってくださいということになっていた。 
       
  canna  NECが開発したサーバー型のかな漢字変換システム。 
      現在はオープンソースになっている。 
       
  OAK   富士通が開発したもの。同社製品に添付されていた。 
      OAKはOASYS Kana-kanjiの略だが、OAKという名前を出さずに 
      OASYSと記述されている場合もあった。2000年にJapanistと改名。 
  IBMMKK  日本IBMが開発し、5550などに搭載していたもの。 
  MS-IME  MicrosoftWindows環境で提供しているもの。MSDOS時代にも 
      あったが、Windows版は全く新たに開発されたもので連続性はない。 
      一時期 Natural Input と IME standard というふたつのモードを 
      持っていて利用者を当惑させていたが後に統合された。 
  その他の漢字変換ソフト(MSDOS用) 
    ACE  大塚商会が開発した。 
    DFJ  デービーソフトが開発した。 
    E1   イーストが開発した。 
    FIXER ソフトウェア・ソサイアティが開発した。 
    MGR  リード・レックスが開発した。 

かな入力 (かなにゅうりょく) かな漢字変換のシステムで、キーボード  のカナ表記に従って文字を入力する方式。    ローマ字入力に比べて少ないタッチで入力できる利点があり、特に  タッチの速い人(秒3〜4タッチ以上打てる人)は、入力速度が思考の  速度に付いていくので、思考を止めずに入力できてストレスが少ない。  また初心者にとってはローマ字に頭の中で変換せずに入力できて楽である。
カーナビ (car navigation) カーナビゲーション。  自動車の運転支援システムのひとつで、現在車がいる位置が地図の上でどこに  なるのか判断し、目的地として指定された場所までの行き方を地図上の表示と  音声により案内するもの。交差点の進行の仕方や、車線の変更タイミングなど  も教えてくれる。一方通行の通り方も教えてくれる。また最近はワンセグを  搭載していて、カーナビの画面を使わないときはテレビの視聴ができるものも  多くなっている。    目的地は、電話番号や住所から検索したり、地図から選んだり、また現在地の  周辺で特定の施設(GSやファミレス、銀行など)というのを探したりというの  ができる。この周辺検索がなかなか役に立つ。    形として、ダッシュボードに収まるインダッシュ型と、ダッシュボードの上に  乗せるオンダッシュ型がある。操作はタッチパネル方式が主流である。    位置の検出については、車速パルスやジャイロなどにより相対位置の変化を  調べるタイプと、GPSにより絶対位置を割り出すものとが初期の頃は別れてい  たが現在は双方を利用するものが一般的である。相対位置タイプは時々ずれを  調整したり、フェリーなどの移動をした後、自分で位置を設定しなおさなけれ  ばならなかったし、GPSはトンネルの中などで迷子になることがあった。ただし  現在でもトイナビと呼ばれる取付作業が不要で置くだけで使えるポータブル型  のカーナビでは車速パルスなどの検出が困難なので、GPSのみを使用している。    地図データなどの格納場所して、ハードディスクを使う物、DVDを使うもの、  CDを使うもの、SDカードなどのメモリーカードを使うものがある。また  特殊なケースとしてauの助手席ナビのように全てをオンラインで行うものも  ある。    地図データに関しては毎年新しいデータがリリースされそれを購入する方式に  なっているもののほか、カーナビに携帯をつないでオンライン更新するもの、  パソコンで随時公開されている更新データをダウンロードしてカーナビ側の情報  を書き替えるものなどがある。    地図の表示についてはヘッドアップといって進行方向を上にして表示する方式  と、ノースアップといって北を上に表示するものとがあり、どちらが使い易い  かについては意見が分かれる。地図を読み慣れた人は北を上にする方式を快適  と感じるようである。ただ多くのカーナビはヘッドアップが初期値になっている。    カーナビのルート検索能力は考え方の違いもありメーカー間の差異があって、  どこの方式が良いかというのはまた議論になる所である。最短距離優先、曲がり  の少ないの優先、広い道優先などの設定ができるものもある。またVICSの  情報を使用して混雑を避ける経路を教えてくれたりする。    カーナビの精度は年々良くなっているとはいえ、日本中の全てのポイントで  検証がなされている訳ではない。カーナビのせいで迷ったというのはよくある  ことである。過信せずに、特に似たような道が隣り合っている場所の選択や、  目的地の近くまで来てからの進行については、実際の景色と地図を見比べたり  しながら自分の判断を優先したいものである。    →クルコン,取り締まり探知機,助手席ナビ