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王様の行進

Marche des Rois  王様の行進

De bon matin j'ai rencontré le train
de trois grands Rois qui allaient en voyage,
De bon matin j'ai rencontré le train
de trois grands Rois dessus le grand chemin.
   気持ちのいい朝に、ぼくは行進に出会った
   3人の大王が旅をしてきていたのだ
   気持ちのいい朝に、ぼくは行進に出会った
   三人の大王が大道を歩いていた

Venaient d'abord des gardes du corps,
des gens armés avec trente petits pages,
Venaient d'abord des gardes du corps
des gens armés dessus leurs just'au corps.
   最初に来たのは護衛の兵士で
   武装して三十人の小姓を連れている
   最初に来たのは護衛の兵士で
   みな武器を体の上に挙げている

(この部分の異説)
Tout chargés d'or les suivaient d'abord 
Des grands guerriers et les gardes du trésor 
Tout chargés d'or les suivaient d'abord 
Des grands guerriers avec leurs boucliers 
   みんなが持っていたのはまずは金、それから
   兵隊や護衛たちがみんな宝物を持っている
   みんなが持っていたのはまずは金、それから
   盾を持った兵隊たちも続いている

Puis sur un char, parmi les étendards
venaient trois rois modestes comme d'anges,
Puis sur un char, parmi les étendards,
C'est Melchior, Balthazar et Gaspard.
   それから旗に囲まれた戦車に乗って
   天使のように質素な三人の王がやってきた
   それから旗に囲まれた戦車に乗って
   メルキオールとバルタザールとガスパールが来た

L'étoile luit qui les Rois conduit
par longs chemins devant une pauvre étable,
L'étoile luit qui les Rois conduit
par longs chemins devant l'humble réduit.
   星が王たちを導いてきた
   貧しい馬小屋までの長い道を
   星が王たちを導いてきた
   つましい小屋までの長い道を

Au fils de Dieu qui est né en ces lieux
Ils viennent tous présenter leurs hommages,
Au fils de Dieu qui est né en ces lieux
Ils viennent tous présenter leurs doux voeux.
   その場所で神の子がお生まれになった
   そこで王たちは敬意を表するために来たのだ
   その場所で神の子がお生まれになった
   そこで王たちは甘き誓いのために来たのだ

Or, myrrhe, encens sont les beaux présents
Qu'ils ont porté à cet Enfant adorable
Or, myrrhe, encens sont les beaux présents
Qu'ils ont porté à ce divin Enfant.
   金と没薬とお香は良い贈物だ
   この愛しき御子のために持ってきた
   金と没薬とお香は良い贈物だ
   この神聖なる御子のために持ってきた

以前のクリスマス特集で1番の歌詞だけやっと分かりましたと書いて紹介したの
ですが、今回とうとう3番までの歌詞が判明しました。

2番の歌詞に三賢者の名前が出てくるのですがその中で特に Balthazar という
名前が妙に耳に残っていて、それで私はこの三賢者の名前の内バルタザールだけ
は絶対忘れません(他の2つは毎年この時期にどこかに書き込みするのに必要に
なって必死で調べる^^;;)、今回判明した歌詞を見てみると、三賢者の名前は
全部入っていますね。こうなると何故バルタザールだけ耳に残ったのかが逆に
不思議な感じがします。

この歌のメロディーは次のような感じです。


 ラ|ラッ↓ミッ|ラー、 シ|ドッシドッラ|↑ミー
 ラ|レッ↑ミッ|ファミレド|シッ↑ミッ |レドシド
 ラ|ラッ↓ミッ|ラー、 シ|ドッシドッラ|↑ミー
 ラ|レッ↑ミッ|ファミレド|ドー シー |ラー

この歌はフランス民謡なのですが、ビゼーが劇「アルルの女」の為に書いた
音楽の中でそのモチーフが使用されました。この「アルルの女」は当時、大
変評判が悪く(^^;; 全然客が入らなくてそうそうに興業が終了してしまいま
した。

しかし折角そのために色々と曲を作ったのにもったいないということで、ビ
ゼー自身がその中から幾つかの曲をピックアップして組曲を作りました。こ
れが今日「第一組曲」と呼ばれているものです。その後、エルネスト・ギロ
ーがやはりこの劇用音楽の中から幾つかの曲をピツクアップして別の組曲を
作りました。これが「第二組曲」です。ギローはビゼーの友人であり、ドビ
ュッシーやサティの先生に当たる人です。

 第一組曲 前奏曲      第二組曲 パストラール
      メヌエット         メヌエット
      アダージェット       ファランドール
      カリヨン

この「王様の行進」のモチーフは、第一組曲の「前奏曲」と第二組曲のファ
ランドールの中で使用されています。この「アルルの女」の中ではこの「王
様の行進」のメロディーと、もうひとつは「メヌエット」のメロディーが有
名です。これは次のようなものです。


  ミッミーレドレミファ ソーミードーソー ミー
  レッレーミレドシラ  ソーシーレーシー ソー
  ドッドードレドシド  レーミーファーソー ラーーーーソ ファミ
  レッレッレレド#レミ  ドーーーー

多分中学の音楽の教科書あたりに出てきたと思いますが、これはアルルの女
の第二組曲の方のメヌエットです。でも実はこの曲はアルルの女から取った
曲ではなくて(^^;; ビゼーの歌劇「美しきペルトの娘」の中の曲です。にも
関わらず一般に「アルルの女のメヌエット」として流布しています(^_^;;
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カルメン&アルルの女〜ビゼー名曲集/アントニー・ブラモル、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団

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