クリスマスの起源
現在のクリスマスというのは幾つかの習俗が合体したものといえます。
もともと「Christmas」という単語は「Christ」の「mass」、つまりキリストのミサということで、イエス・キリストの誕生日を祝うミサということになります。
しかし実際にキリストが12月25日に生まれたかどうかは全然定かではありません(^_^; それどころか以前東方教会系では降誕祭は1月6日に行っていました。12月25日に定められたのは4世紀頃のようですがこれはミトラ教の冬至の祭りの日付を借用したものだと言われます。
しかし、もし12月25日がキリストの誕生日で、それが通説通りにBC4年のことであるとすると、1997年のクリスマスがキリストが生まれてから2000周年の記念すべき日であったことになります。
クリスマスツリーの起源
現在、クリスマスにはクリスマス・ツリーを飾りますが、この習慣はキリスト教が入ってくる以前の古いヨーロッパの信仰が元になっていると言われています。
北欧神話のオーディンは世界樹(ユグドラシル Yggdrasil)と関連が深く、常緑樹であるモミノキ(fir)はその象徴であると言われます。
クリスマス・ツリーは日本では雛祭りのお雛様の流儀で(^^;クリスマスより半月くらい前に押入や納屋から出して来て飾り付け(^^)、クリスマスをすぎると片づけてしまいますが、正式の飾り方は全然違うそうです。
正式にはクリスマス・イブにモミノキを買ってきて家の中に立て、飾り付けをします。そして2月2日のキャンドル・マス(聖燭祭)までそのまま飾っておきます。最近ではそんなに長く飾っている家は少ないそうですが、これを12夜(Twelfth Night, クリスマスの12日後)以前に片づけると良くないことがあるとされています。