ベツヘレムへ

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■ベツヘレムへ

その頃ローマ初代皇帝アウグストゥスは税金の管理のため、人民の登録作業 を進めていました。マリアは臨月になっていましたが、ヨセフはこの登録の ため、マリアを連れてベツヘレムに向かいました。

■馬小屋で生まれる

ヨセフとマリアがベツヘレムに来てみると、同じように税金のための登録に 訪れた人たちで町はいっぱいでした。ヨセフは泊まる場所を探しますが、ど うしても見つかりません。そして、やっと見つけたのはなんと馬小屋でした。
ヨセフは身重のマリアを連れて馬小屋に泊まります。

ところが、その馬小屋でマリアは産気づいてしまいました。一際明るい星が 輝く夜、イエスは生まれました。

■東方の三博士

東方の三人の占星術師(マギ,東方の三博士)が、星の動きから、この世に ユダヤ人の王が生まれたことを察知しました。

3人はその場所がベツヘレムであることを知り、やがて星の導きによってマ リアたちが泊まっている馬小屋にたどりつきました。

三人は若き王の誕生を祝福し、黄金と乳香と没薬のプレゼントをしました。
三人の名前は、カスパール、メルキオール、バルタザール、といいます。

■ヘロデ王の殺戮

イスラエルを支配していたローマの属国の王・ヘロデ王はユダヤ人の間に優 秀な王が生まれたことを予言によって知りました。その王を抱いたユダヤ人 たちが自分たちの国を作るため再起することを恐れたヘロデ王は、その王が 生まれたとされるベツヘレム付近の赤ん坊を皆殺しするよう命じました。

しかしヨセフとマリアは天使の導きにより難を逃れ、エジプトに脱出しまし た。そしてやがて、天使の導きにより帰国。ガリラヤ地方のナザレという町 に移り住みました。



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