DM-Info
今回の企画では、糖尿病の方やダイエット中の方のために、各チョコを何粒食べたら何単位になるかという情報を計算機能付きフォームの形で表示しています。
- 初期表示は1単位(表1)の粒数になっています。
- 粒数の枠に入力して「粒数→単位」ボタンを押すと、その粒数食べた時の単位数が出ます。
- 単位の枠に入力して「単位→粒数」ボタンを押すと、その単位取るには何粒食べれば良いかが出ます。
- いづれの場合も脂質(表5)の単位数も一緒に表示しますので御参考に。
なお1単位は80kcalです。基本的に表1(炭水化物)の食品とみなしています。糖尿病の方、厳しめのダイエットをしている方は、一度には1単位までしか取らないようにしておいた方が良いです。
なお、チョコレートは脂質も含みますのでそれが過度にならないよう注意しましょう。糖尿病の方で特にカロリー制限が19単位以下の方は、脂質の制限が厳しいのでチョコレートは食べるにしても1〜2粒に留めておいた方が良いと思います。なお、特に脂質が多いチョコは表1ではなく、ピーナッツやアーモンドなどと同様に表5(油脂類)の食品とみなす必要がある場合もあります。上記のフォームで脂質の単位数が大きい場合はそう考えた方が良いでしょう。
※表1とか表5とは?
表xというのは、糖尿病の人の食生活の指針として普及している「食品交換表」の食品分類です。下記のようになっています。
- 表1 炭水化物 御飯・パン・麺類・イモ類など。
- 表2 果物
- 表3 蛋白質 魚・肉・チーズ
- 表4 乳製品 牛乳・ヨーグルト
- 表5 油脂類 油・バター・クリーム・ベーコン・アボガド・ピーナッツなど。
- 表6 野菜
- − 調味料 (番号が無いが便宜上表7と呼ぶ人もいる)
主治医から1日の摂取カロリーを1600kcal(20単位)と指定されている人は例えば下記のような感じで食事を取ることが求められます。
| 表1 | 表2 | 表3 | 表4 | 表5 | 表6 | 表7 | 合計 |
朝 | 3 | . | 1 | 1 | 0.5 | 0.3 | 0.2 | 6.0 |
昼 | 4 | 0.5 | 1 | . | 0.5 | 0.3 | 0.1 | 6.4 |
夕 | 4 | 0.5 | 2 | . | 0.5 | 0.4 | 0.2 | 7.6 |
計 | 11 | 1 | 4 | 1 | 1.5 | 1 | 0.5 | 20 |
チョコレートは(特に油脂が多いもの以外は)表1の食品とみなされるので、たとえば昼食後に時間をあけずにデザートとして1単位取ることにする場合、昼食の主食の量を3単位で抑えておけば良いことになります。
■高いチョコレートの方が健康に良いか?
- 安い値段で袋にどさーっと入っているチョコレートは食べた印象として一般に「チョコの成分が少なくてマーガリンか何かで水増ししてあるな」という感じがするものが多いです。こういうタイプのものは、やはり油脂分が多いので、糖尿の方やダイエット中の方にも良くないのではないかと思います。
- 高いチョコでも困りものが生チョコです。生チョコというのはチョコレートと生クリームを混ぜたものですが、生クリームは油脂そのものといってもよいので、この手のチョコはやはり油脂分が多く、少なくとも糖尿病の方は避けた方がいいと思います。
- 輸入物のチョコや、国産のチョコでも古くからの伝統のレシピを守って作られているチョコには砂糖がかなり含まれているものがあります。食べた印象で「わぁ、砂糖だ」と思うこともありますが、この手のものもやはり食べる量は控えめにしたいものです。
- 最近流行のカカオ分が70%程度以上の超ブラックチョコですが、食べた感じはいかにも油脂分が少なくて健康に良さそうな感じはするのですが、成分表示を見ると標準的なチョコと油脂の量はそう変わりません。食べる量はやはり普通のチョコと同程度に留めておいた方が無難でしょう。

(2007.02.15)
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