月の物語

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月世界旅行

月へ行く物語といえばまずジュール・ベルヌの「月世界旅行」があるでしょう。ジュール・ベルヌの数々の物語というのはSFが真に「Science Fiction」であった時代の名作で、まだなにもそういう技術がない時代に想像力だけで未来の世界を予測しています。その他月に行った話としては、ドイツの「ほら男爵(MunchHausen男爵,1720-1797)」の冒険物語もあります。またぐっと古典に行くとギリシャのロウキアノスの「真実の歴史」に帆船で8日かけて月へ行く話が出てきます。

月に行った人々

実際に最初に月に行った人はアメリカのニール・アームストロングです。1969年7月20日午後4時17分(アメリカ東部時間サマータイム)、アポロ11号の着陸船から第一歩を踏みだし、『これは一人の人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては大きな跳躍だ』という有名な言葉を残しました。彼は後にイスラム教に改宗して修行者になります。

このあと1972年のアポロ17号まで6機のアポロ宇宙船が人類を月まで運びました。(13号は故障により断念)アポロ14号の飛行士たちは月面でゴルフを楽しんでいますし、その中の超能力者エドガー・ミッチェル飛行士は地球上とのテレパシー実験を行いました。しかしアメリカはこの後財政上の理由で宇宙開発の規模を縮小、ここ25年間月には人は誰も行っていません。本格的に人類が月に進出するまでまだ50年くらいかかるかも知れません。

竹取物語

月に関連した物語として古いものに日本の竹取物語があります。竹のそばに置かれていた女の子・かぐや姫はまさに竹のようにすくすくと成長し、あちこちの貴族が求婚する美しい娘になります。その求婚者たちには無理難題を提示してその申し出を断りますがやがて帝からの求婚があり、いくらなんでもこれは断れない状況。しかし姫は私は月に帰らなければならないと言い、やがて満月の晩、帝の兵士が多数守護するものも皆金縛りにあってしまい、迎えに来た天人たちに連れられて月へと上っていきます。

かぐや姫がくれた不死の薬。しかし姫を育てた翁・媼は「かぐや姫がいないのに長生きしても仕方ない」とそれを富士の山の上で焼きます。するとさすがに不死の薬だけあってその煙がいつまでもいつまでもたなびいていました。

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