6の特集

六月の主な行事

6月は面白くない月です。国民の祝日が全くありません。8月もないですが代わりにお盆がありますね。昔6月を水無月(みなづき)といいました。これは昔の6月は今の7〜8月頃でほんとに水が無くカンカン照りの時期であった為ともいいます。これは江戸時代の学者新井白石の説ですが、一方では元々は「水月(みなづき)」で、田圃になみなみと水があふれている月という意味であるという説もあります。しかし現在の新暦の6月はほんとに雨の多い時期。まさに「水月」でしょう。

  6月01日 電波の日,写真の日,気象記念日,映画ファン感謝デー
  6月04日 虫歯予防デー(語呂合わせ)
  6月10日 時の記念日(天智天皇が水時計を作らせたのを記念するもの)
  6月14日 金沢加賀百万石祭(11日から)
  6月23日 沖縄慰霊の日(沖縄戦終了にちなむ)
  6月30日 大祓
 
6月末の大祓は1000年以上前から年末の大祓と並ぶ重要な行事として行われて来たものです。この祓の祝詞は藤原鎌足以来の藤原一族の本流、中臣氏に由来し、この世のありとあらゆる汚れを根の国の神様に渡して浄化させてしまうという行事です。世の中にはどうしても色々な怨念や邪がはびこるようで半年に1度はこうやってお祓いをする訳。このため中臣神道は「祓いの神道」とも呼ばれます。これに対して古代のもうひとつの流れである物部神道は「奮いの神道」で人の心を活性化することによって困難に立ち向かうものでした。物部神道は戦闘向きです。大和朝廷が日本列島に主権を確立するまではその物部一族の武力は貴重でしたが、いったん政権が確立すると今度は政治家が必要になります。その政治家を輩出した藤原一族にはむしろ中臣神道が似合っていました。


梅雨(つゆ)

6月といえば梅雨(つゆ)です。暦の上では1999年は6月11日が『入梅』ですが、実際には平均して、九州で6月初旬、東北で6月中旬に梅雨入りします。梅雨明けは九州で7月中旬、東北で7月末というのが平均的な線です。(沖縄・奄美は5月中旬に梅雨入りし6月下旬に梅雨明けします) 福岡では山笠(7.1-14)が終わるのと同時に梅雨が明けて夏が来るとされています。

梅雨は梅雨前線(ばいうぜんせん)の停滞によって起きます。

前線とは気団の境界のことです。前線の付近では空気が不安定になりますので雨が降りやすくなります。

前線にも色々な種類がありますが、日本付近で見られるものは寒冷前線・温暖前線・閉塞前線・停滞前線に分けられます。このうち基本は寒冷前線と温暖前線で、寒気団が下からえぐるようにして暖気団を押して進んでいるものが寒冷前線、逆に暖気団が上からのしかかるようにして寒気団を押しているのが温暖前線です。

一般に寒冷前線の方が温暖前線より速く進むため、やがて寒冷前線が温暖前線に追いついてしまうことがあります。その時できるのが閉塞前線です。

さて、もうひとつの停滞前線というのは上記3つの前線とは異なり、進行しない前線のことです。要するに2つの気団の力がほぼ等しくて、どちらにも動きようのない時に、これは発生します。

しかし力が等しいとはいっても、部分的な強弱はあるため、部分的に寒冷前線や温暖前線のような状態になって雨が降りやすく、また低気圧が発生しやすくなります。日本の場合6月頃に上空に寒いオホーツク海気団と暖かい小笠原気団との勢力争いが起きて、両者がっぷり四つに組み動かなくなります。ここに停滞前線が出来て梅雨が来る訳です。この停滞前線が梅雨前線です。

なお、空梅雨(からつゆ)になる年というのは、一般にオホーツク海気団の力が弱くて、小笠原気団がさっさと日本列島を覆い、太平洋高気圧の力ですぐに夏の天気になってしまう場合です。こういったことが起きるメカニズムについては、まだまだ充分に解明されているとはいいがたい部分です。


六のつくもの


六大企業集団 三菱、三井、住友、芙蓉、第一勧銀、三和 
六歌仙    在原業平、僧正遍昭、喜撰法師、大友黒主、文屋康秀、小野小町 
六方位    東・西・南・北・上・下 
六法     憲法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法 
六曜     先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口 
六場所    初場所・春場所・夏場所・名古屋場所・秋場所・九州場所 
六道     地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天 
六地蔵    宝珠地蔵・宝印地蔵・持地地蔵・除蓋障地蔵・日光地蔵・檀陀地蔵 
六観音    聖観音・千手観音・十一面観音・如意輪観音・馬頭観音・准胝観音 
六欲天    四王天・刀利天・夜摩天・兜率天・楽変化天・他化自在天 
漢字の六書  象形、指事、会意、形声、転注、仮借 
六大陸    ユーラシア・アフリカ・北米・南米・オーストラリア・南極 
六腑     大腸・小腸・胆・胃・三焦・膀胱 
ノーベル賞  物理学・化学・医学生理学・文学・平和・経済学 
クォーク   トップ・ボトム・アップ・ダウン・チャーム・ストレンジ 


六芒星
星形というととかといった形を一般に想像しますが、正確にはその星の腕の数によりは五芒星、は六芒星といいます。

六芒星は西洋ではダビデの星とかソロモンの印章などといい、イスラエルの国旗にまで採用されているのですが、実際にはこの図形はダビデ王ともソロモン王とも関係なく、中世頃まではヨーロッパの文献には出ていないという研究もあります。またこの六芒星をピタゴラスの六芒星とも言うのですが、やはりピタゴラスとは関係ないだろうという話です。

この六芒星は伊勢神宮の外宮と内宮を結ぶ御木本道路にもそれを刻んだ石灯籠が並んでいます。それを見て「日本ユダヤ同祖論」に走る人もあるのですが、これも実はユダヤなどとは無関係で、昭和33年頃に作られたもので日月星をデザイン化したものだということです。

バーバラ・ウォーカーはこの六芒星が上向きの三角形と下向きの三角形の合成であることに注目、上向きの三角形は女性を表し、下向きの三角形は男性を表していて、これは男女和合の象徴であり陰と陽の統合の象徴ではないかと述べました。

六芒星は日本では昔から籠目紋(かごめもん)とも呼ばれ、魔除けや呪符に使用されて来ています。「籠目」とはこれが竹籠の編み目に現れるからです。この図形は数学的に見ると正八面体の投影図にもなっています。つまり三次元図形の投影と考えられるのですが、この正八面体自体、位相幾何学的に見ると四次元空間の超三角形の三次元空間への投影になっています。結局籠目紋は四次元図形の投影であり、魔術的に重視されたこともある意味で当然でしょう。


六六
66というと昔の日本の国の数が66でした。以下にそれをあげます。
畿内 山城・大和・河内・和泉・摂津 
東海道 伊賀・伊勢・志摩・尾張・三河・遠江・駿河・伊豆・
甲斐・相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸 
東山道 近江・美濃・飛騨・信濃・上野・下野・陸奥・出羽 
北陸道 若狭・越前・加賀・能登・越中・越後・佐渡 
山陰道 丹波・丹後・但馬・因幡・伯耆・出雲・石見・隠岐 
山陽道 播磨・美作・備前・備中・備後・安芸・周防・長門 
南海道 紀伊・淡路・阿波・讃岐・伊予・土佐 
西海道 筑前・筑後・豊前・豊後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩 

実際にはこれに島部の壱岐・対馬を入れます。


六六六
666というと新約聖書の黙示録に出てくる獣の数として有名ですが、この獣の数666が今世界中の商品に付けられています。それはEAN標準のバーコードです。日本国内のソースマーキング(出荷時点でのバーコード付加)されている商品はほとんどJANコードですが、これもEANに準じていますので、やはり666が記されています。
 
666がどこにあるかというと、EANコードのガードバー(左図で青く塗った部分)です。この細い線2本でできているカードバーは左端・中央・右端の3ヶ所に入っていますが、この2本線は数字として読めば6ですので、見事に666が入っているのです。こんなにも堂々と。
 
黙示録13章16−18節:
また、小さな者にも大きな者にも富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、全ての者にその右手か額に刻印を押させた。そこでこの刻印のある者でなければ物を買うことも売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。賢い人は獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして数字は666である。(聖書・新共同訳より)

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