恵方巻き
巻き寿司の丸かぶり(恵方巻き)
節分の日、スーパーなどに行くと、「節分用太巻き」というのが売ってあります。節分の夜にその年の恵方を向いて、太い巻き寿司をらっぱでも吹くかのようにくわえ、無言で食うと、1年間よいことがあるのだそうです。もともとは愛知県の方の風習らしいのですが(大阪起源説もあり)、1977年に大阪海苔問屋協同組合が節分のイベントとして道頓堀で実施したのをマスコミが取り上げ、早速全国のお寿司屋さんがそれに便乗して全国に広まったということのようです。今ではスーパーや百貨店ではこの太巻き(恵方巻き)が大量に売れ、すっかり節分の行事として定着しました。
なお、恵方(えほう,あきのかた)というのはその年に美しき歳徳神(としとくじん)がいる方角で、
2010年は庚の方角(西のやや南寄り,右図参照)です。
巻き寿司を使うのは「福を巻き込む」からで、「縁を切らないために包丁を入れない」ということで、まるごと食べることになったようです。
※各年の恵方
| 年 | 恵方 |
| 1999 2004 2009 | 甲の方位(東微北) |
| 2000 2005 2010 | 庚の方位(西微南) |
| 2001 2006 2011 | 丙の方位(南微東) |
| 2002 2007 2012 | 壬の方位(北微西) |
| 2003 2008 2013 | 丙の方位(南微東) |
方位の言い方に関する詳しいことはこちらを参照して下さい。
恵方ロール
今年は、お寿司屋さんばかり儲けさせてはと、とうとうお菓子屋さんやパン屋さんに「恵方ロールケーキ」「恵方ロールパン」が出現しました。これもお寿司の恵方巻きと同様に、その年の恵方を向いて無言で丸ごと食べようというものです。お寿司よりスイーツの方が良い、という方はこちらをどうぞ。中に海苔を巻き込んでいるものもあるようです。
恵方巻きの自作
恵方巻きを自分で作りたいという方も多いでしょう。
太巻きは色々な具が入っているので、中にはあまり好きではないものも入っている場合があります。またあれはあまりにも大きいので、食べきれないから小さいのを作りたいという方も多いでしょう。また昨今、食の安全が揺らいでいる中、出来合いのものをどこまで信用していいのか分からないので自作したいという方もあるでしょう。
太巻き作りは主として2つの方法があります。
ひとつは巻き簀(まきす)の上に海苔をおいて、御飯を載せ具をのせてから、一気に巻くもの。この時、海苔の端までは御飯を載せないようにすることと、ごはん自体をあまり厚く乗せないのが要領です。
もうひとつは百円ショップなどに売っている太巻きの型(写真下左)を使用する方法です。これだと巻き簀より、もう少し楽に太巻きを作ることができます。写真下右は事前練習でうちの同居人さんが作ってくれたもの。私が作ったものより上手にできているので、こちらの写真をupします。
作り方は
状の内子に御飯を入れ、真ん中をくぼませる。
- 内子を外枠にセット
- 具を入れる
- 上に御飯をかぶせる
状の押しぶたをかぶせて押さえる
- 押しぶたを外し、海苔の端の所に逆さに置いて、外枠の穴を押して外し、中子の底の押し板を押してごはんを取り出す。
- 海苔を巻いてできあがり。
これを使うと型の中で御飯を押して丸く固めることができるので巻きやすくなります。にぎり寿司の型は昔からありますが、あれの巻き寿司版という感じですね。

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