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秋の土用(10月20日頃)

秋の土用(どよう)は二十四節気に準じる雑節のひとつで、現在行われている「定気」法では、太陽の視黄経が207度になった時を言います。毎年だいたい10月20日頃に来ます。


土用とは「土を用いる」ということで、五行思想に基づく考えです。五行とは、木火土金水をいい、1年の季節で、春が木、夏が火、秋が金、冬が水に相当します。すると土が余ってしまうので、季節の移り変わりの部分を各季節から約18.25日ずつ奪い取って、無理矢理、土に当てたものです。ですから土用の時期は18.25×4=73日間あることになります。土用に取られたため、春(木)夏(火)秋(金)冬(水)は各々、365÷4−18.25=73日ということで丸くおさまります。

春夏秋冬は、それぞれ立春・立夏・立秋・立冬から始まるので、土用はその各々の前の約18.25日(現代では定気法によるので、実際には黄経が各々より18度前の日時から始まるものとします。立春・立夏・立秋・立冬が太陽の黄経315度, 45度, 135度, 225度の時なので、土用の開始は太陽の黄経が297度, 27度, 117度, 207度の時ということになります。

そういう訳で土用というのは年に4回あるのですが、一般に土用というと夏の土用が有名です。

秋の土用は、秋の盛りという感じの時期です。状況は緯度などによってかなり差がありますが、紅葉などを求めてどこかにドライブでもしたくなるような気分。まだ里に紅葉が来てなくても少し山に登ると紅葉が楽しめるという地域も多く、休日の観光地は賑わいます。


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(2013-01-11)

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