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鶺鴒鳴(9月13日頃)

鶺鴒鳴(せきれいなく)は七十二候のひとつ(白露次候)で、現在行われている「定気」法では、太陽の視黄経が170度になった時を言います。毎年だいたい9月12日〜9月14日頃に来て、その後約5日間がこの候の時期となります。

宣明暦では「玄鳥帰」、貞享暦では「鶺鴒鳴」、宝暦暦・寛政暦では「鶺鴒鳴」、略本暦では「鶺鴒鳴」と記載されています。

前の七十二候は草露白、次の七十二候は玄鳥去です。

この句はそのまま。鶺鴒(せきれい)が鳴く頃ということ。セキレイは体長20cmほどの中型の鳥で、北海道から九州まで、どこにでもいる留鳥、つまり渡り鳥ではない1年中いる鳥です。いつでも居る鳥なので、いつでも鳴いてます。ということで、貞享暦がなぜこの時期に「セキレイ鳴く」という句を当てたのかはよく分からない所です。その前の宣明暦では「玄鳥去」になっていますが、貞享暦以降では玄鳥去は白露次候ではなく末候に当てられています。

セキレイは日本書紀にも出てくるので、古くから日本列島に居たようです。日本書紀の一書(異説を集めた部分)で、日本列島を作った神様であるイザナギ・イザナミが、セックスの仕方が分からず悩んでいた時、セキレイが尾を振る様子を見て、やり方が分かったと書かれています。


二十四
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(2013-01-11)

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