半夏生(はんげしょう)は二十四節気に準じる雑節のひとつで、現在行われている「定気」法では、太陽の視黄経が100度になった時を言います。毎年だいたい7月2日頃に来ます。
半夏生とは何とも良く分からない名前ですが、実は七十二候の半夏生から来ています。夏もいよいよ本格化しはじめる時期で、この日にうどんを食べる習慣があったとして、「うどんの日」にもなっています。
ちなみに「半夏(はんげ)」とは烏柄杓(からすびしゃく)というサトイモ科の植物の別名で、それが生えてくる時期という意味です。なお、烏柄杓はそのまま食用はできませんが、塊茎が生薬(しょうやく)として漢方薬の材料にされています。
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七十二候 | 初春 東風解凍 黄鶯見完 魚上氷 土脈潤起 霞始靆 草木萠動 仲春 蟄虫啓戸 桃始笑 菜虫化蝶 雀始巣 桜始開 雷乃発声 晩春 玄鳥至 鴻雁北 虹始見 葭始生 霜止出苗 牡丹華 初夏 蛙始鳴 蚯蚓出 竹笋生 蚕起食桑 紅花栄 麦秋至 仲夏 螳螂生 腐草為蛍 梅子黄 乃東枯 菖蒲華 半夏生 晩夏 温風至 蓮始開 鷹乃学習 桐始結花 土潤溽暑 大雨時行 初秋 涼風至 寒蝉鳴 蒙霧升降 綿柎開 天地始粛 禾乃登 仲秋 草露白 鶺鴒鳴 玄鳥去 雷乃収声 蟄虫坏戸 水始涸 晩秋 鴻雁来 菊花開 蟋蟀在戸 霜始降 霎時施 楓蔦黄 初冬 山茶始開 地始凍 金盞香 虹蔵不見 朔風払葉 橘始黄 仲冬 閉塞成冬 熊蟄穴 鮭魚群 乃東生 麋角解 雪下出麦 晩冬 芹乃栄 水泉動 雉始鳴 款冬華 水沢腹堅 鶏始乳 |