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蛙始鳴(5月5日頃)

蛙始鳴(かわずはじめてなく)は七十二候のひとつ(立夏初候)で、現在行われている「定気」法では、太陽の視黄経が45度になった時を言います。毎年だいたい5月4日〜5月7日頃に来て、その後約5日間がこの候の時期となります。

宣明暦では「螻蟈鳴」、貞享暦では「鵑始鳴」、宝暦暦・寛政暦では「鼃始鳴」、略本暦では「鼃始鳴」と記載されています。

なお、これは初候ですので、立夏と同じ日時になります。

前の七十二候は牡丹華、次の七十二候は蚯蚓出です。

「螻蟈」も「鼃」も蛙のことです。蛙がよく鳴くようになる時期ということ。貞亨暦版では「鵑」が鳴くとなっていますが「鵑」は「ほととぎす」のこと。「杜鵑」とも言います。「ケンケン」と鳴くのでこういう字が作られたもよう。ホトトギスは渡り鳥で、冬はインド方面で過ごし、5月頃に日本などにやってきます。毛虫を食べるので、毛虫が充分増えた頃にやってくるのだといいます。


二十四
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(2013-01-11)

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