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春分(3月20日頃)

春分(しゅんぶん)は二十四節気のひとつ(2月中気)で、現在行われている「定気」法では、太陽の視黄経が0度になった時を言います。毎年だいたい3月20日頃に来ます。

これは西洋占星術の牡羊座の始まりおよび東洋占術の戌月将の始まりと、ほぼ同じになります。

七十二候では雀始巣, 桜始開, 雷乃発声 の時期になっています。

前の節気は啓蟄、次の節気は清明です。


春分は英語では spring equinox と言い、天文学・占星学上の重要なポイントです。春分の時に太陽が通るポイントが春分点(spring equinox point) で、黄道(地球の公転軌道の投影)と赤道(地球の自転運動の投影)とが交わるポイントのひとつです(もうひとつの交点が秋分点)。このため、黄経もここを0度として数字を振っています。春分・秋分では太陽の赤緯が0度になるので、昼と夜の長さが等しくなります。

日本では「春のお彼岸」で、お墓参りの季節でもあります。3日前の「彼岸の入り」から3日後の「彼岸の明け」までが彼岸のシーズンで、春分の日を彼岸の中日と言います。春のお彼岸には「ぼた餅」を食べる習慣です。

春の中心点が春分、夏の中心点が夏至、秋の中心点が秋分、冬の中心点が冬至で、これをあわせて二至二分と言います。

春分も冬至同様に、1年の始まりとする考え方は多く、日本の学校や官庁で使われている「年度」という考え方も、元々は春分起点から来ています。春分で1年が始まるとした時に「税金の計算をするのに1週間待ってくれ」ということで、春分から約1週間後になる4月1日で、年度を切るようになったのです。


二十四
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五節句
七十二候
(2013-01-11)

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