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雷乃発声(3月31日頃)

雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)は七十二候のひとつ(春分末候)で、現在行われている「定気」法では、太陽の視黄経が10度になった時を言います。毎年だいたい3月30日〜4月1日頃に来て、その後約5日間がこの候の時期となります。

宣明暦では「始雷」、貞享暦では「桜始開桃始笑」、宝暦暦・寛政暦では「雷乃発声」、略本暦では「雷乃発声」と記載されています。

前の七十二候は桜始開、次の七十二候は玄鳥至です。
雷の鳴る頃というのですが、実際には春雷が鳴り響くのはもう少し早い時期からかも知れません。季節の変わり目で大気が不安定になった場合に起きやすくなるようです。3月の雷はしばしば「春の到来」を告げると言われます。関東の夏雷、北陸の冬雷などに比べると、少し優しいイメージのある雷です。秋分初候の雷乃収声と対になっています。

なお、この七十二候はたいてい3月末に来ますが、稀に4月になってから来る場合もあります。1799年立春から2301年節分まで計算してみた統計では、3月30日が176回、3月31日が313回で、4月1日は13回でした(時刻が微妙なものもあるので本当の数値は多少異なるかも知れません)。例えば1935年は4月1日です(1936年〜2300年の範囲では4月1日に来る例はありません)。


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(2013-01-11)

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