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雀始巣(3月21日頃)

雀始巣(すずめはじめてすくう)は七十二候のひとつ(春分初候)で、現在行われている「定気」法では、太陽の視黄経が0度になった時を言います。毎年だいたい3月19日〜3月22日頃に来て、その後約5日間がこの候の時期となります。

宣明暦では「玄鳥至」、貞享暦では「雀始巣」、宝暦暦・寛政暦では「雀始巣」、略本暦では「雀始巣」と記載されています。

なお、これは初候ですので、春分と同じ日時になります。

前の七十二候は菜虫化蝶、次の七十二候は桜始開です。
スズメが巣作りする時期という意味。雀は春から夏にかけて巣作りをします。

雀は作物を荒らす虫も食べてくれますが、稲の実自体も食べてしまいます。それで雀は春は益鳥だが秋は害鳥などとも言われるのですが、トータルでは益鳥になるようで、雀を駆除した地域では害虫が増えて収穫が落ちたなどという報告もあるようです。

その雀の個体数が最近激減しているとも言われています。私たちにとって身近な鳥である雀が、動物園でしか見られないなんてことには、ならないようにしたいものです。


二十四
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(2013-01-11)

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