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霞始靆(2月24日頃)

霞始靆(かすみはじめてたなびく)は七十二候のひとつ(雨水次候)で、現在行われている「定気」法では、太陽の視黄経が335度になった時を言います。毎年だいたい2月23日〜2月25日頃に来て、その後約5日間がこの候の時期となります。

宣明暦では「鴻雁来」、貞享暦では「霞彩碧空」、宝暦暦・寛政暦では「霞始靆」、略本暦では「霞始靆」と記載されています。

前の七十二候は土脈潤起、次の七十二候は草木萠動です。
これは比較的読みやすいですね。かすみがたなびき始める、ということ、そのままの意味です。春はかすみのシーズン。「霞(かすみ)」と「霧(きり)」の違いは、季節によるもので、古来より春に起きるものを「霞(かすみ)」、秋に起きるものを「霧(きり)」と呼び分けてきました。(春のぼた餅・秋のお萩と似ている)

『さくらさくら』(作詞者不詳)でも『霞か雲か』(作詞:加部厳夫,1849-1922)でも「かすみかくもか」の歌詞があり、霞には春の名物というイメージができています。霞は春の季語でもあります。


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(2013-01-11)

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