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黄鶯見完(2月9日頃)

黄鶯見完(こうおうけんかんす)は七十二候のひとつ(立春次候)で、現在行われている「定気」法では、太陽の視黄経が320度になった時を言います。毎年だいたい2月8日〜2月10日頃に来て、その後約5日間がこの候の時期となります。

宣明暦では「蟄虫始振」、貞享暦では「梅花乃芳」、宝暦暦・寛政暦では「黄鶯睍睆」、略本暦では「黄鶯睍睆」と記載されています。

前の七十二候は東風解凍、次の七十二候は魚上氷です。
「黄鶯」は別名黄鳥ともいうコウライウグイスのことで、睍睆とは美しい声で鳴く様をあらわします。ウグイスの鳴く頃というのですが、たしかに地域によってはこの時期から鳴き出すウグイスもあるようですが、本格的にはもう少し先でしょう。

『早春賦(作詞:吉丸一昌,1873-1916)』では「春は名のみの風の寒さや谷の鶯歌は思えど時にあらずと声も立てず」と歌っています。「春は名のみ」というのが「立春」というけど全然春じゃない、と皮肉ったものでしょう。


二十四
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(2013-01-11)

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