おみくじ

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神社やお寺に参拝したらおみくじを引くというのもひとつの楽しみですね(^_^) 九州だと1990年代頃は、おみくじは30円くらいのところが多かったのですが、当時、東京の人にきいたら「そんなとこありませんよ。100円しますよ」ということだったので、地域によって相場に差があるようです。

おみくじが全国に普及したのは江戸時代ころではないかと思われますが、伝説としては延喜12年(912)に元三大師という人がおみくじを作ったといわれ、その大師が作った「元三みくじ」は今でも全国の神社やお寺で使われています。

■第一番 大吉
七宝浮図塔
金銀珠玉の七宝をちりばめたる宝の塔なり。人ならば位高き人なり。
高峰頂上安
たかき峰の上に立ちたらば、いよいよ尊く見ゆるぞとなり。
衆人皆仰望
すべての人が仰ぎ望みて、とうとばるなり。
莫作等閑看
この人はなおざりには見られまいぞ。大人なればいよいよ大吉なり。

元三大師のおみくじは100番まであります。そのほか64番までのもの、60番までのもの、50番までのものなど、多数の種類のおみくじがあります。

神社・お寺などのおみくじは大きな寺社では自分のところで作っている場合もありますが、山口県の二所山田神社の関連会社「女子道社」で作られたおみくじも非常に大きなシェアを占めています。女子道社では神道の精神にのっとり、清浄に神事としておみくじを作成しているため、全国数千の神社の信頼を得ています。ここから出ているおみくじは1995年頃の時点で20種類ほどあるということでした。中には英文付き花みくじなどというのもあります(^_^)


御御籤?

「おみくじ」の漢字は多く「御神籤」と書かれます。確かに「神」は「み」と読みますが、少し当て字っぽい気もします。語源的にはむしろ「御御籤」なのではないでしょうか。こちらも国語辞典にのっています。だとすると「御御御付」(おみおつけ)の親戚ですね(^_^) なお、お寺のおみくじは「御仏籤」と書くそうです(^_^;



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