これは一般に節句にはおこわを食べるので、節句が終わったら姫飯に戻すということで、この言葉が生まれたとされます。むろんお正月の場合は1日は餅を食べるので、2日普通のご飯に戻すのが姫初めになります。
。。。。。というのが通説ですが(^_^; 姫初めには異説も多数あるようです。
・飛馬(ひめ)はじめだという説・・・つまり乗馬初め。
・火水(ひめ)はじめだという説・・・火や水を使い始める日だという説
・女伎(ひめ)はじめだという説・・・裁縫を始める日。
・姫糊(ひめ)はじめだという説・・・洗濯を始める日。
・秘事(ひめごと)はじめだという説・・・(^_^)
・etc,etc.
最近では女装趣味の人が、はじめて女物の服を着る日というのもあるとか。(Yさんから情報頂きました。感謝)
おそらくは本命と思われる秘め事ですが、最近の若いカップルは1月1日0時ジャストに済ませてしまう向きも多いようです。
「姫始め」というのは、おそらくは最初はほんとに「姫飯はじめ」だったのが、その言葉の音が一人歩きしてしまい、秘め事はじめの意味で使用されることが多くなったのではないでしょうか。つまり表の意味が「姫飯」で、裏の意味が「秘め事」なのでしょう。また「秘め事」というよりは「姫と遊ぶ」の意味に捉えている人も多いようです。