11月1日は万聖節(Hallowmas)で、その前夜祭がハロウィン(Halloween)です。日本人はクリスマスよりクリスマスイブに騒ぐ傾向がありますが、ハロウィンになると、そもそもみんなハロウマスの方を知りません。
子供たちが、かぼちゃの中身をくりぬき、目鼻口をくりぬいたちょうちん(Jack-o'-lantern)を作り、夜になると怪物の格好をして、近所の家を訪ね歩き、「Trick or treat?」(いたづらされたい? いやなら接待して)という決まり文句を言ってお菓子をもらうなどという習慣がありました。現代でもこの習慣は残ってはいますが、アメリカなどでは色々トラブルが起きており、危険すぎるということで将来的には変質していく可能性もあります。
・この祭りにかこつけて強盗を働く者がいるので、よく分からない集団が来た場合はドアを開けない方が良い。
また、近年は仮装用の衣装にナイロン等が使われることが多いのですが、ナイロンは燃えやすいため、毎年ろうそくの火が燃え移って、大やけどしたり死亡する事故が起きています。できれば化繊は避けるとともに、防燃加工された素材を使いたいものです。また被り物を付けると極端に視界が狭くなります。視界があまり遮られていない衣装の人と一緒に行動したいものです。また視野を明るくすることと、人が歩いていることを車に知らせるため、かならず懐中電灯を持って歩くべきといいます。
ハロウィンの起源は一般に古代ケルトにさかのぼると言われていますが、実際にはもっと古いかも知れません。クリスマスなどと同様、ヨーロッパの古い多神教時代のお祭り(たぶん収穫祭)のなごりなのでしょう。
(2005-10-31 07:43)