東大寺お水取り

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正確には13日の早朝ということになります。奈良東大寺二月堂の修二会の中 でも最も著名な「お水取り」が行われます。

修二会(しゅにえ)自体は先月20日から前行に入り、3月1日から14日まで続く お勤めで、この修二会自体も「お水取り」の名前で呼ばれています。これは 火と水の行事です。

深夜、お勤めをするためにこの3週間二月堂に籠もっている僧たちが中庭に ある閼伽井屋(あかいや)に入り、この中で水を汲みます。(汲む所は非公開) (閼伽とは梵語のアルガの音写で水のこと。英語のアクアと同じ語源です) この神聖な儀式が終わると二月堂は一転して賑やかになり、鬼たちが乱舞し 法螺貝や錫杖の音が響きわたる達陀(だったん)が行われ、大きな松明が振り 回されます。参拝に来ている人たちは燃えさしを拾ってお守りにします。 その昔、二月堂の実忠和尚が笠置山に参籠した時、観音様が兜卒天で修行を している夢を見て、この修二会を思いつきました。これを始めるにあたって 諸々の神様を勧請した時、若狭の遠敷明神が釣りに夢中になって遅刻してし まいます。遠敷明神はそのお詫びにと若狭からこのお勤めのために水を送る ことを約束しました。

この送り出す側は小浜市の神宮寺で、毎年3月2日に「お水送り」の儀式を 行います。この神宮寺の池と東大寺の井戸とは地下水路でつながっていると 言われ、実際にはお水送りされた水は1年かけて東大寺までたどりつくとも いわれています。

 お水取りに関して詳しいことはこちらに書いています。


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