春のお彼岸(3.20頃)

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さて明日は春のお彼岸、春分です。

これは天文学的には太陽が、地球の公転軌道の延長である黄道と、地球の自転軸に垂直な平面赤道面との交点方向に見える、瞬間ということになります。この日は太陽は真東から昇り、昼と夜の長さがほぼ等しくなります。この春分の起きる時刻は今年は国立天文台の予測計算では21日の4:16となっています。

(実際には太陽の頭が出たところで日の出とし、太陽が全部沈んだところで日没とする為、彼岸の日でも太陽の視角の分だけ昼が長くなります。)

日本の伝統ではこの日はお墓参りをして、ぼた餅を食べます。またお寺でも彼岸の法要をします。この時期は農耕を始める時期でもあるため、先祖の霊に今年の豊作を願う行事などとも結合しているようです。

なお、春のお彼岸と秋のお彼岸(秋分)が一般に対にされるのですが、どちらかというと、春の彼岸の方を盛大に祝うところが多いようです。これは秋の彼岸はお盆の祭りをやってから日がたってなくて予算が立たない為ではないかと言われています。

お彼岸につきものの「ぼた餅」と「おはぎ」ですが、基本的にご飯のままのものに、あんこをかぶせたものをおはぎ、つぶして餅状にしてからあんこをかぶせたものをぼた餅といいます。基本的には牡丹の季節に近い春がぼた餅、萩の季節に近い秋がおはぎと言いますが、家々の伝統でけっこうバラバラのようです。


(2000-03-19)
(2002-03-19)時刻を2002年のものに修正
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