12月には「納めの○○」、1月には「初○○」という記事が並びますが、これは神仏の縁日の内、年の最後のものと年の最初のものを特に言ったものです。これには下記のようなものがあります。 1月 12月 1日 初妙見 5日 初水天宮 納めの水天宮 8日 初薬師 納めの薬師 10日 初金比羅 納めの金比羅(終い金比羅とも) 16日 初閻魔 18日 初観音 納めの観音 21日 初大師 納めの大師(終い大師とも) 24日 初地蔵 納めの地蔵 25日 初天神 終い天神 28日 初不動・初荒神 納めの不動・納めの荒神 水天宮の最後の縁日は12月15日ですが、5日を納めにする所が多いようです。 閻魔の縁日は1月と7月の16日です。7月16日は大斎日といいます。 妙見の最後の縁日は12月15日ですが、納めの妙見・終い妙見という言葉は 必ずしも無いようです。
お稲荷さんは2月の「初午」が初縁日のようなもので、今年(2007年)は2月5日です。大黒様は初子の日で2007年は1月6日でした。弁天様は初巳の日で2007年は1月11日です。初寅(2007年は1月8日)は毘沙門天、初亥(2007年は1月5日)は摩利子天となっています。恵比寿様は10日恵比寿が初縁日のようなものです。
■私はどこで薬師様と会ったのだろうか
薬師様のイメージを思い浮かべる時に私は以前「東寺の講堂の薬師様」というのをよく思い浮かべていました。ずっと前に苦しい時期が続いていた時に、東寺講堂で薬師如来像を見て、その時に魂が強く刺激され、その厳しい視線に心が冷たい水にさらされるような感覚を受けながらも、そのあと自分が立ち直っていく上での心の支えになったからです。
ところが・・・・・東寺講堂に薬師如来像は無いようなのです。
東寺には今まで何度か行っているのですが、最後に東寺講堂に行ったのがもう15年くらい前で、そのあとどうしても東寺に行く機会がなく実地で確かめてはいないものの、あれこれ資料を見てみると、そこに薬師如来像など無いようです。他のお寺と勘違いしているのか、あるいは何かの幻だったのか、記憶の中だけの存在なのか。判然としません。
(2007-01-08)
■金堂でした!やっと分かりました。講堂ではなく金堂でした。
東寺の金堂に薬師如来はおられます。金堂と講堂を勘違いしていたようです。(2012-12-15)