町にモンターニュ家とキャビュレット家という何かと対立している2つの大きな家がありました。ところがモンターニュ家の息子ロミオとキャビレット家の娘ジュリエットが偶然にも出会い、恋をしてしまいます。
ロミオは危険を顧みずに夜キャビレット家の庭に忍び込み、ジュリエットと窓越しの会話をして愛を確かめ合います。
話は出会いから物凄い速度で進行します。
翌日ジュリエットの従兄弟のティボルトがモンターニュ家派でロミオの友人マキューシオを喧嘩の末に刺し殺してしまいます。それを知ったロミオはティボルトと決闘し、ティボルトを倒します。このためロミオは町から追放処分になってしまいます。
ロミオはジュリエットとつかの間の再開をしたあと、互いに手紙を書くことを約束して町を出ます。しかしジュリエットには縁談が持ち上がっていました。相手は太公の親戚のパリス。断れない相手です。ジュリエットは困ってロレンス神父に相談します。
ロレンスは死んだことにして二人でどこかへ駆け落ちすることを提案、そのためにジュリエットに仮死状態になる薬を渡し、ロミオに手紙を書きます。
ところがロミオへの手紙を託したロレンスの友人が途中伝染病に出食わして足止めを食ってしまいます。その間にジュリエットが死んだという知らせがロミオの元に届き、ロミオはびっくりして町に戻ってきます。
ジュリエットの墓を開けてその姿を見たロミオは、ちょうど来合わせたジュリエットの婚約者パリスを刺し殺した上で、自らは本物の毒を飲んで死んでしまいます。
その後で今度はジュリエットが仮死状態から回復、目を覚ましますが、そばにロミオが死んでいるのを発見、何が起きたかを悟り、悲嘆にくれてロミオの剣で自分の胸を衝いて死んでしまいます。
二人が最初に出会ってからわずか5日後のことでした。