119番の日(11.9)

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11月9日は語呂合わせで「119番の日」です。

119番というのは、不思議な番号で、火事の時と病人が出た時に使います。前者の場合は消防車、後者の場合は救急車が来てくれるのですが、どちらも同じ消防署にスタンバイしているので、同じ番号で構わない訳です。

火事の時の緊急呼び出しのサービスを電話局が始めたのは大正6年のことです。この時はまだ人間が交換業務をやっている時代ですから「火事」と叫べば、交換手が消防署につないでくれる仕組みになっていました。

消防署につなぐ番号が決まったのは昭和元年のことで、この時は実は「112番」でした。しかし翌年に「119番」に変更になっています。

119番は当初火事だけの対応でしたが、昭和9年に横浜市と名古屋市の消防署が救急業務を始め、次第に全国に普及していきます。そして昭和38年、その事態を追認するように、救急業務が法令で消防署の業務として定められたのです。

なお、現在このような特殊電話番号には次のようなものがあります。

100 100番通話 104 電話番号の案内 106 コレクトコール, クレジット通話など 108 自動コレクトコール 110 警察(事件・事故) 113 電話の故障 114 話し中の調査 115 電報 116 移転や各種サービス問い合わせ 117 時報 119 消防(火事・救急) 177 天気予報

119と並ぶ緊急通話の110番は昭和23年から始まりました。天気予報は現在は177ですが最初は222でした。番号案内は最初は100番でしたが、後に市内を104,市外を105で案内するようになりました。この時代を覚えておられる方は多いと思います。

その後市外局番+104で、その地方の電話番号案内が実施されるようになりましたが、平成元年からは104で全国の番号が分かるようになり、105は消滅しました。104は完全に全国がネットワーク化されており、例えば東京で104を回しても実際に対応しているのは秋田県のオペレータであったりします。全国のセンターの中で手の空いているオペレータが取る仕組みです。


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