10月3日は語呂合わせで「登山の日」です。日本アルパインガイド協会が1991年に制定しました。
近年は深田久弥の「日本百名山」(新潮文庫)などの影響もあり、山に登る人が増えていますが、何にでもある問題として、人が増えると勉強不足やマナーの悪い人なども大量発生して、顰蹙を買ったり他人に迷惑を掛けたりするケースもあります。こういうことには充分注意したいものです。
安全面から言えば、低い山だからといった甘く見ずに最低限の装備をしておくことや決して単独行動はしないことが必須です。またそもそも自分の実力と経験を冷静に判断して無謀な挑戦はしないこと、疲れたら休むこと、万一道に迷ったらむやみに歩きまわらず体力を温存すること、なども重要でしょう。またマナーの面から言えば、人とすれ違ったり追い抜く時は挨拶をすること、ゴミは各自で持ち帰ること、草花をむやみに踏み荒らしたり、抜いて持ち帰ったりしないことなども最低限のことでしょう。
【最低限装備に入れておきたいもの】ラジオ(スピーカー付き。音を出しておくことが熊の忌避に効果がある)予定日数+数日分の食糧(日帰り予定でも最低1日分)と飲料水着替え・雨具・タオル・消毒薬・GPS・地図・方位磁針・飴玉・携帯電話
あと細かい問題は登山関係のガイドサイトに多数書いてありますので、そういうのを見て参考にしましょう。けっこう意見の分かれる問題もあるのですが、その付近は信頼できる人に直接相談してみましょう。各々の意見の根拠を聞いて自分で判断するしかありません。