9月17日はモノレールの日です。これは1964年9月17日、都心の浜松町と羽田空港を結ぶ東京モノレールが開業したのを記念するものです。
これは同年の10月10日に開催された東京オリンピックを目前にした開業で、戦後の復興に努めてきた日本が、東京オリンピックに象徴される新しい時代に移行していくのにふさわしい目新しい交通機関の誕生でした。(新幹線の開業は2週間後の10月1日)
モノレールとは1本のレールで走る鉄道という意味で、色々な形式がありますが基本的には上野動物園や千葉のモノレールのように上から吊る『懸垂式』と東京モノレールや小倉モノレール・大阪モノレールのように1本のレールにまたがって走る『跨座式』に分けられます。考案されたのは意外に古く1821年ヘンリー・パルマという人が特許を取っています。
東京モノレールの場合、渋滞しがちな道路を避けて時刻に正確に空港利用者を結ぶ足として多くの利用者の支持を集めてきました。成田空港開港直後は一度乗客が落ちた時期もありましたがその後また増え続け、1997年には累計利用者が10億人を突破しました。全国民が8回ずつ利用した計算になります。
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