黒豆の日(9.6)

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9月6日は語呂合わせで「黒の日」でもあるのですが「黒豆の日」というのもあります。

黒豆は黒い大豆で、一般に丹波篠山原産のものが有名です。

丹波篠山は現在の行政区分では、兵庫県の篠山市と京都府の京丹波町とに別れています。一方の地域で「丹波篠山」のブランド化を図ったら、もう一方の地域から待ったが掛かったことがありました。

また、実際の丹波篠山種の黒豆生産量ではその豆を実は岡山県で育てたものが多いのですが、その中でも旧美作国の一部地域では独自のブランド「作州黒」を確立しています。

丹波篠山種に続くのが普通の大豆や小豆の生産でも大生産地になっている北海道の「光黒」で、丹波篠山種より少しこぶりの黒豆です。光黒の中では特に函館産「函黒」が上質といわれています。

光黒は豆の表面が光って見えるのが特徴で、丹波篠山種の場合は表面に白い粉が浮き出ています。

黒豆は伝統的にはそのまま煮豆にして食べるのが一般的で、お正月の料理としては欠かせないものになっています。関西風(浪速風)はふっくらとなるように煮て、関東風(江戸風)はしわができるように煮ます。

黒豆は基本的には大豆と栄養素は変わりませんので良質の植物性タンパク質とお肌を整えたりする効果があるといわれるイソフラボンをたくさん含んでいます。皮の黒い色素はブルーベリーなどに含まれていることで近年注目されている目に良いアントシアニンです。

なお「黒豆ココア」は黒豆の粉末(つまり黒豆きな粉)をココアパウダーとブレンドしたものです。黒豆のイソフラボンとアントシアニンに、ココアのポリフェノールを取れますので、こういう方面が好きな人には、なかなか魅力的な飲み物でしょう。黒豆コーヒーというのも出ていますね。


(2007-09-05)

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