9月16日は競馬の日です。これは1954年9月16日に日本中央競馬会 (JRA - The Japan Racing Association) が設立されたことを記念したものです。
JRAは任意団体と思っている方も多いようですが、実は日本中央競馬会法(昭和29年7月1日法律第205号)に基づく特殊法人で、政府全額出資の公共企業です。そして、これはご存じの方が多いと思いますが、農水大臣の管轄になっています。これは基本的に馬といえば農耕馬というのが伝統的な考え方であるからで、設立趣旨にも『馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与するため』という文章があります。むろん足の細いサラブレッドに農耕は無理です。
日本の競馬は中央競馬と地方競馬に分かれます。JRAが主催するのが中央競馬で、各地の地方公共団体が主催するのが地方競馬です。地方競馬を行っている自治体は集まって地方競馬全国協会 (NAR - The National Association of Racing) を作っています。両者は基本的には別々ですが、最近は色々な交流が行われています。
中央競馬にはG1,G2,G3と呼ばれる重賞レースがあり、特にその中でもレベルの高いG1レースは春と秋に集中するため、これを一般に競馬の春のシーズン、秋のシーズンと言っています。