香りの日(7.7)

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7月7日は七夕にちなんで香りの日です。全国化粧品小売協同組合連合会中部ブロックが1991年に制定しました。

香り製品とひとことに言ってもだいたい下記に分類できるかと思います。(1) 香水(2) パルフュム(3) トワレ(4) コロン(5) エッセンシャルオイル(6) お香

(1)-(4)は化粧品として販売されているもので、この区分はエッセンスの濃度でだいたい分類されます。25〜15%で香水、15〜10%でパルフュム、10〜5%でトワレ、5〜3%でコロンです。香水は濃いので匂いも強く、持続時間もかなりあります。肌に直接付けると良くない場合もあり、その場合はランジェリーを付けてから噴霧するのがお勧め。コロンになると弱いので気軽に使うことができ、入浴後や汗をかいたあとなどに付けるとさっぱりして気持ちいいものです。

エッセンシャルオイルというのは花などから抽出した香りを強く含む物質で、香水の素材のひとつです。(香水は天然素材のものと合成素材のものをブレンドしている)最近アロマテラピーの普及で使用する人が増えました。

お香りは火を付けて香りを楽しむもので、線香と円錐状のコーンが代表的。お寺や家庭の仏檀などで焚く線香も元々はこの香りによって虫除けをするためのものでした。

(線香は虫除け効果があるが、香水は逆に花の香りと誤って蜂などが来る場合があるので、山道などを歩く時には香水の類は絶対に付けてはいけない)

辻真先氏は「世にも香しい殺人」の中で香りに関する多数の蘊蓄を披露していますが、蘭奢待(らんじゃたい)という香木についても触れています。これは東大寺の正倉院に収められている古い香木ですが、この「蘭奢待」という文字の中に「東大寺」という文字が隠れているという言葉遊びが入っています。この蘭奢待には辻氏も書いているように足利義政・織田信長・明治天皇が一部を切り取った跡が付いているのですが、実際には他に足利義満と足利義教も少し切り取っているそうです。


(2004-07-07)

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