UFOの日(6.24)

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6月24日はUFOの日です。

1947年6月24日午後3時頃、アメリカの実業家ケネス・アーノルドが飛行機で移動中、ワシントン州レニヤ山上空付近で強い閃光を目撃します。見ると一直線に並んだ9機の見慣れない飛行物体がものすごい速度で急降下や急上昇を行っていました。相手の速度を測定すると時速2700km(約マッハ2.2)ものスピードでした。

アーノルド氏はこの物体を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と呼び、これが全米に報道されました。その後同様の目撃証言が相次ぎ、ひょっとしたらどこかの国の秘密兵器の可能性もあると事態を重視したアメリカ空軍はこれをUFO(Unidentified Flying Object,未確認飛行物体)と名づけ、調査に乗り出します。

しかし正体もつかめず、具体的な証拠も見出せず、空軍は結局1969年12月17日、UFOというのはみな車のサーチライトの誤認とか目の錯覚の類ではないか、との調査報告を提出するに至りました。空軍が調査した事例は12,618件に及びます。しかしUFOの目撃証言はこの最初の目撃から50年以上たった今もたびたび出ており、最近の証言でもっとも信頼できるものは1986年12月にアラスカ上空を飛行していた日航の貨物機の乗員が目撃したものです。しかしこの事件を調査したFAAはこれも錯覚だということにしてしまいました。

航空会社の乗員のようなベテランが複数人目撃しているものを単に錯覚として片づけるというのは、ほんとにどうかと思います。まぁ「宇宙人の乗物であった」という報告書は書けないでしょうが、これでは目撃した乗員の立場がありません。恐らくはパイロットの中には信用してもらえないだろうからということで実際に見ているのに報告していない例というのも、かなりあるのではないでしょうか。

現在UFOの正体については意見が3通りに分かれています。まずは宇宙人の乗り物だという説。これは最近では少数意見です。次に心霊現象であるという説。これはオカルト系の人たちに支持を受けています。そしてもう一つは全て錯覚だという説で、科学信仰論者の支持を受けています。しかし実際にはこの問題については判断保留の人が一番多いように思えます。


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