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↑ ピアノ調律の日(4.4)


4月4日はピアノ調律の日だそうです。

これは1994年に日本ピアノ調律師協会が定めたもので、理由は次のようなもの
です。

 ・4月は April で頭文字がA。これは調律の基準音である。
 ・A音は440Hzなので、この数字にふさわしいのは4月4日である。

この日は一部でピアノの無料診断サービスなどもあるそうです。

なお現代のピアノは基本的にどの音の間も同じ間隔の「平均律」が使用され
ています。この調律のいいところは、どの調に移調しても同じ感じの音楽を
演奏できるということです。

        隣との比率
    A 220.00Hz
    H 246.94Hz   1.122 
中央C 261.63Hz   1.059 =√1.122
    D 293.66Hz   1.122
    E 329.63Hz   1.122
    F 349.23Hz   1.059
    G 392.00Hz   1.122
    A 440.00Hz   1.122
    H 493.88Hz   1.122
    C 523.25Hz   1.059

この値は1939年の国際会議で定められました。NHKの時報の音は440-440-440
-880Hzです。

これに対してもうひとつ「純正律」というのもあります。現代ではシンセサ
イザの発達により比較的容易にこの純正律の調べも聞くことが出来ます。純
正律は基本的な音程が整数比になっているため、美しい共鳴を持っています。
ウィーン少年合唱団が現代でもこの純正律を使用しています。

【純正律調律例】          【平均率】
   ハ長調  比率  イ短調   比率  平均律
    A 220.00  5/6    220.00    1      220.00
    H 247.50 15/16   247.50   9/8     246.94
中央C 264.00   1     264.00   6/5     261.63
    D 297.00  9/8    293.33   4/3     293.66
    E 330.00  5/4    330.00   3/2     329.63
    F 352.00  4/3    352.00   8/5     349.23
    G 396.00  3/2    396.00   9/5     392.00
    A 440.00  5/3    440.00   2/1     440.00
    H 495.00 15/8    495.00   9/4     493.88
    C 528.00   2     528.00  12/5     523.25

純正律では当然のことながら主音が何かにより、また長調か短調かにより各
音のピッチが変わります。ハ長調の場合、主和音がC:E:G=4:5:6, 属和音が
G:H:D=4:5:6, 下属和音もF:A:C=4:5:6 と極めて単純な整数比になっていま
す。平均率では絶対に得られない美しさです。しかしこのチューニングで曲
の途中で転調するのは人間技では相当困難ではないかと思われます。シンセ
サイザの場合は一瞬にしてチューニング変更が可能ですが、それをやってい
るような演奏は私も未聴です。



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