4月10日は駅弁の日です。これは「弁」という文字が「4」と「十」の組合せに見える(?)ということから1993年に日本鉄道構内営業中央会により定められました。
日本初の駅弁は1885年7月に宇都宮駅で発売されたものという説が有名ですが、上記、日本鉄道構内営業中央会によれば、他にも日本初はここ、という説(主張)がいくつかあり、どれが本当に日本初なのかというのは、まだ決着が付いていないのだそうです。
宇都宮駅で1885年に発売された駅弁は、おにぎり2個とたくあんを竹の皮で包んだものだったそうです。今でもこんなのあるといいですね(^^)
戦時中はご飯がなかなか足りないので、焼きイモの駅弁もあったとのこと。駅弁文化は戦後また復興しますが、ピークは恐らく昭和40年代と思われます。
それ以降は窓の開かない車両が増えたため、窓越しに乗客がホームの売り子から駅弁を買う姿はすっかり消えてしまいました。車内販売をする列車も最近は少ないため、結局お弁当は乗る前に買っておかざるを得ない状況になっています。今年食堂車も完全に廃止されてしまいましたし、のんびりと列車の旅を楽しむというのが、しづらくなりつつあります。
私が一番長時間列車を乗り継いだのは15年くらい前に、博多から寝台列車で大阪に出て、そのまま特急・日本海に乗り継ぎ、終着駅の青森から更に東北本線に乗り継いで八戸まで行った、というものですが、このときは博多駅で駅弁を買って乗って車内で食べ、大阪駅でまた朝ご飯用に駅弁を買い、昼は車内販売の駅弁を買って、晩ご飯は新潟付近でまた駅弁を買って、4食連続駅弁というのをしました。
しかしこの時はその最後に買った駅弁がはずれで(^^;; ひどい上げ底だったため、お腹が空いて空いて、秋田付近から先、もう死にそうでした(^^;;;
あちこちで見慣れない駅弁を買って食べるのはほんとに楽しいのですが、たまにはこういう事故もあります(^^;;; 最近では万一お腹が空いてたまらない時のために必ず非常食用に日持ちのするパンと飲み物を余分に用意して、乗車するようにしています。