2月12日はブラジャーの日です。1913年のこの日、アメリカのマリー・フェルブ・ジャコブがブラジャーの特許を取りました。これはハンカチ2枚をリボンでつないだものだったそうですからビキニの水着みたいなものですね。
ブラジャーの普及というのは女性の社会進出と連動しています。お家にいる分には別に必要のないものなのでしょうが、仕事をするとなると何かで押さえておいた方が楽。でもコルセットはきつい、ということで、これに代わる下着として考案されたものです。
しかしマリーのブラジャーは当時はなかなか売れず、1920年代になってからようやく人気が出てきました。(実際に売れたものはコルセットの上だけぶっ切ったもの。)
日本国内でブラジャーが売れ始めたのは戦後のことです。
当初輸入物のブラジャーが大量に流入してきたのですが、欧米人と日本人では胸のサイズが違いすぎるので、やむなくサイズの合わないブラジャーをつけている女性がずいぶんありました。
そこに注目したのが和江商事(現ワコール)の塚本幸一で、欧米のブラジャーを随分研究し、そして日本人の胸のサイズを調べてかなりの試行錯誤の上で日本人向けのブラジャーを発売しました。ワコールはブラジャーのおかげで大きな企業に成長することになります。